特集

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2023年3月号 No.546

建設キャリアアップシステム

Q. 「現場運用クリニック」を受診していかがでしたか。

A. 大変参考になりました。自社の運用は特に問題はなかったのですが、協力会社の技能者の職種の選択が合っていないため就業履歴の蓄積がレベルアップにつながりにくくなっており修正するよう伝えたところ、感謝されました。
また、同社が宮崎市で施工中の工事現場において「CCUS現場運用クリニック」を実施し、運用状況を確認チェックさせて頂きました。(宮崎県「令和4年度宮崎港(仮称)緑道橋橋脚下部工工事(P1橋脚)」)

※「現場運用クリニック」……CCUS担当者がCCUSの運用状況を個別に診断しアドバイス。モデル工事の施工者を中心に展開。

旭建設株式会社は、残業禁止や完全週休2日制のほか、時間給やテレワークなど多様な働き方を導入し、働き方改革を幅広く実践。CCUSのレベルによる給与引き上げ(月5,000円~20,000円)を導入し、全現場カードリーダー設置や協力会社へのCCUS登録費用補助など、活用を幅広く推進されています。こうした取り組みにより、令和4年度建設人材育成優良企業表彰 国土交通大臣賞及び第一回宮崎日々新聞SDGs賞を受賞されました。

建設人材育成優良企業表彰 国土交通大臣賞

 

まとめ

建設キャリアアップシステムの登録技能者が100万人を超えてから、建設業以外の方々からも注目されるようになり、連携や協業についてお問い合わせをいただくことが多くなりました。

CCUSは、もとより建設業で働く技能者が技能と経験に応じて処遇が改善され、技能者を大切に育成する企業が伸びる魅力ある建設業を目指すものであり、官民を挙げて、処遇改善をはじめ建設業の魅力の向上に向けた取り組みが進められています。また、建設業界共通の制度インフラであるCCUSが普及することにより、様々な民間企業サービスとも連携した現場業務のDXの推進や取引の適正化等に寄与することが期待されます。

引き続き、ご理解・ご協力を賜りますようお願いいたします。

 

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