特集

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2023年3月号 No.546

建設キャリアアップシステム

取り組み紹介

旭建設株式会社

宮崎県日向市に本社を置き、宮崎県及び日向市の工事を中心に地域で活躍する旭建設株式会社をご紹介します。

2019年4月の建設キャリアアップシステム(以下「CCUS」)運用後早期に元請事業者として導入を決め、宮崎県内でも現場導入率、就業履歴蓄積数においてトップランナーとなっている旭建設株式会社にお邪魔し、総務部長の隈江通寛さんにCCUSについて話を聞かせて頂きました。

Q. 県内の地元企業がほとんどCCUSを導入していない状況でCCUSの運用を始めたきっかけや思いは?

A. どうせやるなら他所よりも早くという社長の考えからです。協力会社に理解いただくのはある程度時間がかかりましたが、当社には直接雇用の技能者もいることから、2019年からカードリーダーを設置し就業履歴の蓄積をしています。


Q. 地域建設業にとってCCUSの意義はどのようなものでしょうか。

A. 県の活用モデル工事を始め公共工事のCCUS導入が進んでいる中、まずは、クリアすべき課題と捉えています。施工体制挙げての運用ができれば、工事関係書類の作成も楽になります。建設業全体で未来に向け取り組んでいることに希望も感じます。

Q. 協力会社への浸透状況は如何でしょうか。(CCUS運用当初から自社、技能者の登録、CCUSの現場運用を担当している総務部の吉田真子さんにお答えいただきました。)

A. 現在は、取引のある約60社ある協力会社の全てがCCUSに登録しています。はじめは登録が進まず、会社独自の補助も行ったのですが、2021年から宮崎県が登録の助成を始めたことがきっかけとなり、専門工事企業の登録が進みました。規模の小さい専門工事企業については積極的に代行申請を行い登録を進めました。

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