特集

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2022年3月 No.536

登録経理講習がスタート!「建設業経理士CPD講習」

2. 登録経理講習の創設

「登録経理講習」は、1 の経営事項審査の改正に伴い法令に新設されたものであり、建設業法施行規則では『登録経理試験に合格した者に対する建設業の経理に必要な知識を確認するための講習』(第18条の3第3項第二号ハ)と定義しています。登録経理試験の合格者(1級・2級建設業経理士)に対して、最新の会計・経営知識を定期的に付与することにより継続的な人材育成を図り、ひいては建設企業の経営の安定化を目指したものと考えられます。

登録経理講習の実施機関は、法令に規定する要件を満たすことが必要であり、国土交通省に申請のうえ認定を受けることが求められます。建設業振興基金は、登録経理講習実施機関第1号として登録され(令和3年8月2日)、建設業振興基金が実施する登録経理講習は、『建設業経理士CPD講習』の名称で実施されています。

なお、建設業経理士CPD講習の開始に伴い、これまで実施していた建設業経理士登録講習会は発展的に解消することとしました。

建設業経理士CPD講習  スタート

令和4年1月31日、建設業経理士CPD講習がスタートしました。
東京新宿区の西新宿大京ビルを会場として、当日は40名の参加のもと(欠席者8名)、公認会計士  後藤志郎先生が熱い講義を行いました。
参加者全員が合格点を取得し、晴れて修了者となっています。
参加者の主な声は、以下のとおりです。(事後のアンケートより)

  • 普段、実務で触れることがないようなことも、おおむね理解することができたため、たいへん勉強になりました。
  • 非常にわかりやすく丁寧な講義でした。テキストも細部にわたり解説されており素晴らしい。
  • 経理部門に経営への参画を求めるなど、建設会社における経理部門に求められる役割には賛同するとともに勇気を与えられました。今後の若手職員の育成にも、この意識付けを強く行っていきたい。

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