特集

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2020年10月号 No.522

建設業における新型コロナウイルス感染予防対策取り組み事例のご紹介

  • ドアノブ、電気のスイッチ、パソコン、タブレット、工具、手すり、エレベーターのボタン、ゴミ箱、電話、共有のテーブル・いす等の共有設備について、洗浄・消毒を行う。
  • 特に、重機や車両のハンドル、操作レバー等複数の従業員が頻繁に触れる箇所についてはこまめに消毒を行う。必要に応じ、車両運転時に使い捨てのゴム手袋等を着用する。
    ※設備や器具の消毒は、アルコール(エタノール又は2-プロパノール)あるいは0.05%の次亜塩素酸ナトリウム溶液等、当該設備・器具に最適な消毒液を用いる。
    ※60%のアルコール濃度の製品でも消毒効果があるとする報告もあることから、アルコール(エタノール又は2-プロパノール)(70%)が手に入らない場合は、エタノール(60%台)による清拭も許容される。
    ※有効塩素濃度0.008%以上の次亜塩素酸水についても、汚れをあらかじめ落とし、十分な量で表面をヒタヒタに濡らした状態での拭き掃除は有効とされている。※1
    ※家庭用洗剤等も有効性が確認されている。※1
  • ゴミはこまめに回収し、鼻水や唾液等がついたゴミがある場合はビニール袋に密閉する。ゴミの回収等清掃作業を行う作業員は、マスクや手袋を着用し、作業後に手洗いを徹底する。
  • 環境省と厚生労働省が示している「「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント」等※2を踏まえつつ、気温及び湿度が高い日においては、上記資料等を参考とし、現場の状況に応じて新型コロナウイルス対策に伴う熱中症リスクの軽減等に取り組む。
  • なお、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される際に、熱中症予防行動を効果的に促すことを目的とした情報提供「熱中症警戒アラート(試行)」※3(以下「アラート」という。)が関東甲信地方で実施されていることも踏まえ、アラートが発表された際は、特に熱中症予防対策を徹底する。

※1…経済産業省「新型コロナウイルスに有効な界面活性剤及び次亜塩素酸水を公表します(最終回)」
    (https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626012/20200626012.html
※2…環境省・厚生労働省リーフレット「令和2年度の熱中症予防行動」
    (https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/20200526_leaflet.pdf)
    環境省「令和2年度の熱中症予防行動の留意点について ~「新型コロナウイルスを想定した『新しい生活様式』」における熱中症予防~
    (https://www.env.go.jp/saigai/novel_coronavirus_2020/heat_illness_prevention_2020.pdf)
    厚生労働省「「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント」
    (https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html)
※3…気象庁「「熱中症警戒アラート(試行)」が始まります」
    (https://www.jma.go.jp/jma/press/2006/16a/20200616_nettyusyou.html)

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