特集

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2019年11月号 No.513

女性技能者の活躍を推進!

大平組に現在所属する2名の女性技能者。実際に現場に身を置くふたりは、建設業の女性活躍推進についてどう感じているのでしょうか?鉄筋工になろうと思ったきっかけから、現場での苦労ややりがい、将来の展望などを、ふたりの成長を見守り続けている同社会長・大平時彦さんを交えて語り合いました。

 

 大平組に入社したきっかけは? 

湯澤 父が建設関係の仕事をしていることもあり、ずっと建設業に憧れていました。女性を雇ってくれる会社は少ないな…と感じていたのですが、学校の出前講座で大平組を見つけて。内山さんをはじめ、女性技能者がいたので「ここだ!」と思って入社を決めました。

内山 私はとにかく、体を動かす仕事がしたくて。“建設業”とか“鉄筋工”という仕事の詳細は、実はあまり知らなかったんです。たまたま友だちのお父さんが建設業の方で、大平組を紹介していただき、友だちと一緒に入社しました。

湯澤 業界のイメージといえば、なんとなくガラが悪いな……という印象をもっていましたが、大平組では一切そういうこともないですよね!みなさん優しく教えてくださるし、ダメなことは性別関係なくちゃんと怒ってくださる。実際に働いてみて、いいイメージに変わりました。

内山 そうですね。一緒に入った友だちが辞めても私が続けているのは、この仕事がやりがいあるものだと感じることができたから。車で走っているときに、自分が携わった建築物があると「私がつくったんだなぁ」という思いがこみ上げてきます。

湯澤 「この大きな建物をつくるのに携わったんだ!」って感動しますよね! 私が携わった現場で一番大きかったのは、水戸市役所ですが、友だちから「市役所行ったよ、すごくきれいだった」って言ってくれて。内装を手掛けたわけではないのですが、すごくうれしくなりました!

誰よりも率先して動き、お客さまからも指名で仕事をもらうふたりの姿が、とても頼もしいと語る大平会長

親方からの指示をよく聞き、いかに作業を効率よく進めるか段取りを考える

 

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