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特集

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2019年7・8月号 No.510

厚生労働省 平成30年度 建設労働者緊急育成支援事業の実施状況~事業の概要・実績と訓練卒業生等のインタビューご紹介~

 

 現在の林さんの仕事 

林さんが2017年11月に就職したのは、1934年設立のとび・土工の専門工事会社の老舗、(株)伊藤工業(名古屋市港区)から分離、独立したばかりの会社ITワークス(株)(同)です。

ITワークスは、躯体・仕上など各専門職種が手掛ける施工の間をつなぎ、スムーズに現場が運営されるよう業務を補完をする仕事を専門とする会社です。コンクリート打設時や足場を解体する時に周囲が汚れないようシートをかぶせるなどの養生や、重たい資機材の運搬、玉掛作業時の無線での指示に至るまで多岐に渡ります。作業の流れを理解していないとできない仕事です。

 

 製造業から建設業の道へ 

最後の契約期間が到来した後、職探しに出向いたハローワークで建設労働者緊急育成支援事業の拠点担当者から、現場に必要ないくつもの資格が無料で取得でき、就職先も支援してもらえる訓練があると聞きました。それまで建設業は「筋肉質な男の職場」と、体の細い自分には全く別の世界と思っていましたが、ぐっと近い存在に見え始めました。

製造業で携わってきたものづくりが建設業でも行える。国の支援を受けて建設業に就職するスタートラインに立てるこの事業に挑戦したいと思っていた時に、妻も「行ってみれば」と背中を押してくれました。

ただ、ちょうど良いタイミングで名古屋を中心に行われる訓練がなかったため、同様の訓練が行われる「第1回建設ものづくりコース(建設総合)in広島」(2017年10月23日~11月6日)に参加することを決め、名古屋から広島に出向きました。

その訓練で足場の特別教育、高所作業車の運転、小型移動式クレーンの運転技能といった資格を取得することができ、製造業時代に取得していたフォークリフト運転技能を含め、建設現場の作業で最低限必要な資格を手にすることができました。わずか2週間という短い期間の訓練でしたが、ほかの参加者から経験談を交えた話を聞くことができたのも、これから建設業で働く上でのイメージを膨らませることに役立ちました。

 

 現場をよく見て判断する力が求められる 

ITワークスに就職してから、短期の仕事も含めていくつもの現場に従事してきましたが、今の清掃工場の建設現場は最も長く従事しています。この現場では、日々200人ほどが働いているので他の職種と錯綜しないよう、早めの作業で段取りを付けておくことが重要です。そのためにも他の職種より2時間早く仕事を始めています。朝6時半から作業を始め、毎日現場の朝礼が始まる8時が最初の休憩時間になるといった具合です。

日々意識していることは、現場をよく見て判断することです。職種と職種の間をつなぐ仕事ですから、今現場で何が起きているかを常に見ておき、とっさの判断にも対応する力が求められます。このあたりは、ルールが確立してラインに沿って流れ作業で進んでいく製造工場と最も大きく異なる点でした。

また、現場で何より優先しなければならないのは「安全」です。現場の状況から危険と考えられる作業を洗い出して対応しなければなりません。他の職種の人たちの流れを見ながら、常に先取りして次の職種につないでいけるように段取るなど、今の仕事は観察力がなければ務まらないと認識しています。

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