特集

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2018年7・8月号 No.500

厚生労働省 平成29年度 建設労働者緊急育成支援事業の実施状況~事業の概要・実績と訓練修了生等のインタビューご紹介~

3 職業訓練参加者拡大等に対応した事業の拡充 (3~4年目の主な取組み)

基金では、30年度全国ハローワーク84ヵ所に設置された建設業を含む人材確保対策コーナーとの緊密な連携を図ると共に、訓練参加者拡大等に応えるため、引き続き以下の取組みを積極的に推進しています。

(1) 効果的な広報活動の推進

① 広報機関誌「建設業WelCOME!」の活用
訓練生の募集に当たり、29年度も全国の労働局、ハローワーク、建設業団体等へ郵送(約750カ所)し、隔月毎に事業の周知方協力を依頼しています。なお、各拠点において、労働局及び各ハローワ-クを随時訪問し、就職支援を含め連携を深めています。

【広報機関誌「建設業WelCOME!」】

② ホームページを活用した広報の充実
求職活動中の方を対象として、様々な広報媒体(ポスター、ハローワーク用広報ツール、バナー広告、求人情報誌等)から募集ホームページへ誘導を図っています。併せて、閲覧者の建設業への就職意欲を高めるため、広報機関誌「建設業WelCOME!」を掲載してホームページの充実を図っています。

(2) 職業訓練・就職支援体制の拡充

① 地方拠点の増設による訓練コースの拡充
28年度の21拠点から29年度は地方拠点を3ヵ所増設し、全国24拠点(中央拠点1ヵ所、地方拠点等23ヵ所)体制で計104コースを実施しました。更に30年度は地方拠点を1ヵ所増設((一社)鹿児島県建設業協会に拠点を設置)し、29年度を上回る116コースを予定しています。

② 求人企業・求職者情報のWEBによる提供
WEBに求人企業を募集するためのサイト「GET」(http://www.kensetsu-kikin.or.jp/kunren/get/)を継続。又、訓練修了者に限定した求人閲覧サイトも継続し、就職支援体制の強化を図っています。

(3) 地域のニーズ等、拠点の実情を踏まえたフレシキブルな対応

① 熊本地震、九州北部豪雨に対する対応
28年4月熊本地震、29年7月九州北部豪雨の発生により、29年度は地域の復旧・復興の担い手を育成すべく、とび・型枠技能者養成コース等を熊本、大分、福岡(2回)で計4回開催しました。

② 女性限定コース(重機オペレーター)の実施
基金では国の施策「女性活躍の行動計画」に対応するため、29年度は女性に限定をした重機オペレーターコースを女性が訓練を受けやすい体制に配慮しながら、兵庫県三田市と千葉県柏市で各1回実施し、全国から16人の女性が参加しました。30年度も引き続き上記2ヵ所で実施予定。

③ ハローワーク相談員の職業訓練視察会・意見交換会の開催
労働局及び管内ハローワークへ訓練状況視察を呼びかけ、29年度、三田建設技能研修センターでは4回、基金でも4回開催した他、基金では職員研修会の講師も務めるなど、相談員の方々等の理解に努めた。

4 平成30年度 新規拠点紹介・訓練修了生と採用企業へのインタビュー

平成30年度から新たな地方拠点となった、(一社)鹿児島県建設業協会の取組みの紹介および現在、建設業で活躍している「平成27年度訓練修了生」とその採用企業の方に本事業の感想や訓練修了生の育成方針等についてお話を伺いましたので、各企業の皆様におかれましては担い手確保・育成の参考にしていただければ幸いです。(次ページ以降参照)

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