特集
経営基盤整備支援センター(経営改善支援課・人材育成支援課)の取組
レポート こども霞が関見学デー
8月2日(水)・3日(木)の2日間、国土交通省などの各省庁において「こども霞が関見学デー」が開催されました。各省庁が連携し、子どもたちが広く社会を知るきっかけとすることを目的に、学校の夏休みに合わせて実施している同イベント。建設業界の情報発信を行う建設産業人材確保・育成推進協議会では、国土交通省でのイベントに参画し、屋外スペースではショベルカーによるデモンストレーションをとおして工事現場や災害復旧現場で活躍する建設機械の機能や役割を発信。また、子どもたちが実際に重機に乗っての記念撮影が行われました。屋内のブース、職人さんになってみよう!のコーナーにおいては石張りや石積みを専門的な分野で活躍している職人さんの指導のもと体験したり、関守石文鎮を作製!大工体験では、のこぎりを使って丸太を切り落とし、コースターを作製するなど、子どもたちは楽しみながら建設業にふれていました。
当日のプログラム
建設業の様々な仕事を、専門的な分野で実際に活躍している職人さんの技の実演や体験、展示を通じて知ってもらいました。
■庭師職人体験
石張りや石積み体験、関守石文鎮を作製
■大工体験
継ぎ手模型の展示(体験)やコースター作製
さまざまな現場で活躍するミニショベルとフォークリフトによるデモンストレーションや記念撮影を行いました。
■フォークリフト見学
フォークリフトの役割や機能を間近で見学
■電動マイクロショベルと撮影
とっても小さいマイクロショベルに乗った記念の一枚
参加者の皆さまの声
保護者の感想
● 技術や機械の進化など夢のある仕事だと思いました。
● インフラを支える建設業界の大切さをイベントを通して知ってほしいです。
● 頑張って働かれている建設業の方を目にするたび、尊敬するしかっこいいと思います。
● 上の子が大工さんになりたいと言うので応援したい。
● いろんなコーナーを回りながら体験することができました。
● ものづくりが好きな子なので喜んで参加しました。
● 建設業界に興味を持つきっかけになりました。
協力団体の皆さまの声
常日頃から若年者入職・育成について問題意識を持っていて、子どもたちと触れ合える機会があれば積極的に参加しています。子どもたちに直接技術技能の面白さを伝えられる今回の企画は非常に有意義なものだと思います。我々が今回用意した企画は鋸引き体験という単純なものですが、子どもたちは真剣に取り組んでいました。少しでも興味を掘り起こせたのであればうれしいですし、数年後にこの子たちが「働いてみたい!」と思える建設業界を我々は作っていかなければならないと感じました。
子どもたちに建設現場で使われる建機やフォークリフトに関心を持ってもらえたらという思いで今年も参加させていただきました。建設機械に普段触ったり、乗ったりすることができないこともあり、子どもたちが楽しみにしていたのを強く感じました。中には建機のイラストTシャツを着て参加してくださったお子さまもいて、「本物の建機に乗れた!」とハンドルやレバーを嬉しそうに触れていたのが印象的でした。暑い中のイベントでしたが、皆さまの笑顔が暑さを忘れさせてくれました。
ひとつひとつ形の違う石を並べて組み合わせていく石積み・石張り。何も教えなくともあっという間にパズルのように作り上げていく子もいれば、1つずつ慎重に考えながら作り進めていく子もいました。物作りにはその難しさと同時に遊びのような楽しさがあります。作り上げていく楽しさと最後には達成感や満足感も感じられます。こういったワクワクした経験を基に、子供たちには自分がやりたい事を見極めていって欲しいと思います。
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