FRONTIER

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2024年6月号 No.559

「やる気をもって挑めばだれでも大きな力になれる!」今までにない満足感を味わえる建設業!

牧野まきの 純一じゅんいちさん
株式会社サカイエステック
福井県出身

空調換気設備や給排水衛生設備など、現代の建物に無くてはならない快適なライフラインを構築する──そんな管工事の施工管理を担う、株式会社サカイエステックの牧野純一さん。工事部の主任として活躍する毎日だが、以前は飲食業でパティシエなども経験した異色の経歴を持つ。「飲食業から建設業に転職した大きな理由の一つが、結婚して家庭を持ったこと。飲食業の場合は土日休みが難しいことも多く、家族と過ごす時間を考えると建設業のほうに大きな魅力を感じました」。一般住宅などの設備工事を経験した後、縁あってサカイエステックへと入社した。「当社の場合は公共施設などの大規模な工事が多く、一般住宅とのスケールの違いに驚きました。規模が大きな分、作成する書類の多さにもびっくりしましたね(笑)」。現場の中でも特に思い出深いのは、北陸新幹線の停車駅(新駅)の新築工事だ。「私が携わってきた中でも特に大きな現場であり、仕事を任されたことで自信にもつながった現場です。大規模な工事であるほど、円滑に進めるためには様々な人との連携やコミュニケーションが欠かせません。またそうした中だからこそ、自分の想いをしっかりと伝えないと思い違いが生じてしまうもの。難しさと楽しさを味わうことのできた貴重な現場でした」。そうした仕事の中で最も達成感を覚えるのは、なんといっても建物ができあがった瞬間だ。「これまで経験してきた仕事も面白かったのですが、年齢も職種も異なる多くの方とともに一つのものを手掛け、それを無事に成し遂げた瞬間は喜びもひとしおです。一つの現場を終えるごとに、今までにない満足感を得ることができます」。

今後の目標は「一級建築施工管理技士の資格を取得し、大きなプロジェクトに積極的に参加していくこと」と話す牧野さん。「建設業は建物や橋・道路など、手掛けたものを確かな形で未来に残せると同時に、何十年・何百年と地域の人々の暮らしに貢献できる、こどもに誇れる仕事。そして私自身、心から楽しんで携わっていける仕事です。これからもさらに大きなプロジェクトに参加し、中心となって活躍していける人材になりたいです」。

また自身と同様、異業種から建設業への転職にチャレンジしようとする方へもエールを送る。「やる気をもって挑めば、だれでも大きな力になれるのが建設業の魅力。私も入職当初は専門知識がほとんど無い状態からスタートしましたが、研修や実務を通して必要な知識や技術を身につけ、分からないことは積極的にたずねながら仕事のイロハを学びました。意欲の高い人には、周りも温かくサポートしてくれます。また、これまで建設業というと3Kのイメージが強かったですが、業界全体としても新3K(給与が良い・休暇が取れる・希望が持てる)の実現を進めており、そうした環境を作っていくのも自分たちだと思っています。ぜひ一緒に、良いものを作っていきましょう!」


株式会社サカイエステック
代表取締役 山岸 康弘 氏

建設人材育成優良企業表彰『不動産・建設経済局長賞』という評価をいただいたこと、誠にうれしく思います。当社では以前より建設業の2024年問題を見すえ、SNSを活用したPR活動をはじめ、女性活躍の推進やDXによる現場の支援に努め、全社員が明るく快適に働ける環境作りを図ってきました。今後はそれらをさらに広げるとともに、異業種で働く方々などにも新たな活躍の場として選ばれ、やる気をもって入っていただける企業でありたいと願っています。

建設人材育成優良企業表彰『不動産・建設経済局長賞』を受賞

 

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