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2018年7・8月号 No.500

理事長就任のご挨拶

このたび、一般財団法人建設業振興基金理事長に就任いたしました佐々木基でございます。重責に身の引き締まる思いですが、建設産業が現在直面する課題に全力で取り組み、本財団の使命である建設産業の振興に努めてまいる所存ですので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

さて、本財団は、高度成長期から安定成長期へと時代が大きく転換する中、債務保証等の事業を通じて建設産業の近代化・合理化と体質の改善強化を図るための機関として昭和50年に設立されました。以来、債務保証に加え、経営力と財務体質の強化、情報化等の経営改善の推進、担い手確保・育成の取組への支援、国家資格取得の促進等、多岐に亘る事業を展開してまいりました。

今般、本財団が運営主体を任された建設キャリアアップシステムは、この秋からの運用開始を目指しており、既に技能者情報、事業者情報の登録受付を先行実施しているところです。日々腕を磨く技能労働者の努力を的確に評価し、処遇改善に繋げるこの仕組みは、人口減少下において人材を確保するため極めて重要なツールとなるものです。国土交通省等と連携し、建設産業全体の活性化に繋がる活用方策の検討を進めることによって関係者の理解を得ながら、速やかに普及させていきたいと考えております。全技能者330万人の5年以内登録を目指し、スタートダッシュが極めて重要だと考えておりますので、改めて皆様のご協力をお願いいたします。

大規模災害の多発やインフラの老朽化等にともない、建設産業は地域社会にとって、なくてはならない存在との認識が広がりつつあります。

私たち建設業振興基金は、常に建設産業の明日を考え、機動力・総合力を発揮し、あらゆる団体等との連携によって、建設産業が一層活力に満ちた産業となるよう、率先してチャレンジし続けます。
すべての関係者に信頼され、お役に立てる専門家集団を目指し、役職員一体となり、スピード感を持って励んで参りたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。

 

※建設キャリアアップシステム運営協議会第4回総会(平成30年8月10日)において、「建設キャリアアップシステムの運用開始に向けたスケジュールの見直し」が検討され、『今後、10月からの準備・調整期間、1月からの限定運用期間を経て、平成31年度から本格運用となること』が決定されました。

 

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