FOCUS

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2018年4月号 No.497

人々に親しまれる建物に 富士教育訓練センター新本館教室棟が完成

職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会(会長、才賀清二郎)が運営する富士教育訓練センター(静岡県富士宮市)の本館教室棟建替工事が完了し、4月から供用を開始しました。センターの顔となる本館教室棟です。今後、新本館南側にある旧本館の解体、外構整備などを実施、9月までに完了させる予定です。建設産業の皆様に役立つ施設として、今後も教育訓練の一層の充実に努めていく考えです。また、この施設が、国道139号を通る人々、道の駅朝霧高原などを訪れる人々にとっても、災害時の対応を含めて永く親しまれる建物となるよう期待しています。

全長185メートルの統一感

新しい本館教室棟は、共用棟・宿泊棟と同じく地元の木内建設(株)(静岡市駿河区)が施工しました。規模は、鉄骨造2階建て延べ約4000平方メートル。共用棟・宿泊棟同様、敷地南側に建ち、本館の端から宿泊棟の端まで185メートルで、全体が一連の建物群として構成されています。共用棟と本館教室棟は外壁南面の色彩を統一することで、一体性、連続性を持たせました。また、教室棟のエントランスに使用したオレンジ色が建物にアクセントをもたらしています。

教室棟南側外観 エントランスにオレンジのポイントカラー

最大590人を収容の教室

本館棟は1階に講師や職員などの執務室、応接室などを集約。2階に設けた講堂と大会議室は、フレキシブルな利用形態を可能とし、教室としても使えるようにしています。

本館受付カウンター

一方、教室棟は、大小合わせて16室の教室を確保しました。収容人数は最大590人を想定しています。1階には比較的少人数用の教室を、2階に大人数用の教室を配置しました。うち150人教室は、無柱空間とし、可動間仕切壁を採用し2室として利用できます。1-Cと1-D教室は他よりも防音性を高め、1-Fと1-G教室はPC使用を想定しフリーアクセスフロアーを採用しています。
教室はいずれも建物の外周部に配置していることから、天気が良ければ自然光だけでも十分な明るさです。また、トイレや倉庫などは中央に配置して利便性を高めています。
教室棟のエントランスロビーは吹き抜けとなっていて、1階と2階が一体感のある交流スペースとなるよう配慮しています。

教室の入口

可動間仕切壁で2室に利用できる150人教室

教室の窓から富士が見える

明るい教室

教室棟エントランス

教室棟2階南側廊下

教材としての施設の工夫

教室棟に設けた「見える化天井」は、共用棟のそれよりも大幅に規模を拡大しました。1階の南・北の廊下に採用。天井中央の電灯部分を除くと、南廊下が幅2・2メートル、延長24メートル。北廊下が同じく21メートルにわたって、通常隠れてしまう電気設備配線や空調換気ダクト、衛生設備配管が見えるようになっています。
また、2-G教室(製図室)の南側サッシ脇にある点検口を開けると、鉄骨、外壁、サッシの取り合いが見えます。

教室棟1階の見える化天井

鉄骨、外壁などの取り合いを見える化

9月竣工を目指す

今後、旧本館の解体工事と外構工事を進めます。
この他、犬走りの整備とアプローチの庇の設置、正門の改修も行うことにしています。全ての工事が終わるのは9月末を予定。10月初旬には竣工式を行う予定です。

「技能者・技術者育成に全力」

供用開始に先立ち、3月5日に内覧会を開きました。行政、出えん団体、会員団体など86人が参加し、明るくなった教室、見える化天井など新しい施設をくまなく見学しました。才賀会長は、内覧会開催に当たって「ご支援を賜りました皆様方のご期待に沿うよう、技能者・技術者の育成に全力で取り組み、健全で生産効率の高い建設産業の実現に貢献してまいります」とあいさつしました。

教室棟エントランスで内覧会受付

新しい講堂で内覧会

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