FOCUS

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2023年12月・2024年1月 No.554

高校生活という限られた時間こそ有意義に!実務経験を活かした、生徒の未来を見つめる育成!

工業の盛んな太平洋ベルトの一角をなす、千葉港を中心とした京葉工業地域。千葉県立京葉工業高等学校は、当地域に属する千葉市稲毛区にて創立63年目を迎えた、伝統ある工業高校です。進取創造・至誠明朗を校訓とし、地域のみならず日本全国や世界で活躍する工業技術者を輩出する同校。その取り組みや生徒を支える姿勢について、建設科の石井和先生にお話を伺いました。

地域・業界と一体で
生徒を育む!

 「京葉工業地域に属し、非常に工業が盛んなエリア。私たち教員はもちろん、地域や企業の皆さまも意欲的に生徒をバックアップしてくれます。そうした文化が根付いているためか生徒の雰囲気は明るく、元気よく挨拶する姿を来校された皆さまから褒めていただくことも多いです」。

 地域・業界と一体となり、チームのような意識をもって生徒を育む同校。早期から卒業後の活躍を見すえた取り組みを進めている。

「進路指導部主導のもと、第1学年から進路ガイダンスや業界研究・企業研究に取り組み、インターンシップや外部講師を招いての講座などを通して、生徒たちが将来に向けてしっかりと歩めるよう計画的に進路活動を展開しています。また千葉市内でも利便性・アクセス性の良い場所にあり、区役所も近いのが本校の特徴。公務員志望の生徒も多く、公務員試験対策においても充実を図っています」。

 建設科では、各専門工事業団体や企業技術者と連携した取り組みにも積極的だ。

「第1学年では左官、第2学年では測量とクレーン、第3学年では鉄筋など、各学年で専門工事業団体と連携した講習会を実施しているほか、企業のご協力のもと現場見学会などを実施しています。生徒には現場で活躍するプロと接する機会、現場を体験する機会を通じて、より多くの学びを深めてもらいたいと思っています」。

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