特集
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2017年9月号 No.491
厚生労働省 平成28年度 建設労働者緊急育成支援事業の実施状況~事業の概要・実績と取組事例の紹介~
一般社団法人 職人育成塾 (地方拠点)
内装関連9業種10社が共同して立ち上げた「職人育成塾」が始動、高松市内の小学校廃校を活用
■実施コース:職人育成塾(内装・設備)(1回)
■訓練場所:職人育成塾、キャタピラー岡山教習所
■技能講習講師:会員企業のベテラン職人、上記教習所等
取得可能資格
1.フォークリフト運転技能講習、 2.玉掛け技能講習、 3.高所作業車運転技能講習、4.丸のこ等取扱作業従事者安全衛生教育、 5.足場の組立て等特別教育
(一社)職人育成塾内に設置された拠点では、主に市が提供する廃校の校舎(旧塩江小学校)を活用して座学、実習を行い、キャタピラー岡山教習所において技能講習を行う内装・設備コースを1回実施しました。
28年10月3日に開校式、女性を含めた21名が1期生として2カ月間の訓練を修了しました。自宅から通えない塾生は、近隣で空き家となっていた温泉組合の独身寮を利用、友情を育むこともでき仲間意識も強くなりました。
訓練内容としては、9業種の内装工事について基礎実習を行った後、自分に見合った職種を2~3職種選択して専門実習を行い、最終的に就職を希望する1職種を決定する。訓練生は全員が就職、自分の適性を見極める事で就職時のミスマッチを防ぐことができ、その後の離職率低下にも大いに効果がありました。
職人育成塾では、「職人」をブランドとして確立させ、子供たちが憧れる職業にしたいという思いを込め「職人育成塾」の商標登録を実施。建設産業界で人手不足という同じ悩みを抱える同志が共通のネーミングで地域ごとに職人育成に取り組む活動を全国に広げていきたいと考えています。
旧塩江小学校
内装実習風景
平成28年度 建設労働者緊急育成支援事業の実施体制等
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