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建設業退職金共済制度(建退共)について
■Step4 共済手帳の更新時期は
●250日分の証紙を貼り終えた場合
共済手帳に250日分(1冊目の掛金助成手帳は200日分)証紙を貼り終えたら、速やかに建退共に手帳を提出して更新手続きを行ってください。
●次回更新時期が到来した場合
令和2年11月以降に建退共が発行した手帳の表紙には、「次回更新時期」が記載されております。「次回更新時期」が到来したときは、250日分の証紙を貼り終えていない場合でも、速やかに更新手続きを行ってください。
●次回更新時期が記載されていない手帳の場合
交付日から2年を経過した手帳は、250日分の証紙を貼り終えていない場合でも、速やかに更新手続きを行ってください。
■Step5 被共済者が退職したときは
被共済者(労働者)が事業所を退職した時は、必ず共済手帳をお渡しください。また、退職金の受給資格を有する被共済者に対しては、退職金の請求ができる旨をお伝えください。
■Step6 退職金を受け取るには
退職金は、共済手帳に貼り終わった共済証紙及び電子申請による退職金ポイントを合計した掛金が12月(21日分を1ヶ月と換算)以上になって、建設関係の仕事をしなくなったときなどに、労働者又はその遺族からの請求により、その請求人に直接お支払いします。
●請求するには?
退職金請求書に必要事項を記入して、共済手帳・住民票・退職所得の受給に関する申告書・個人番号並びに身元確認のための書類等を添えて、建退共支部まで提出してください。
●受け取り方法は?
退職金は、請求書に記入された請求人個人の普通預金口座に直接振り込まれます。
●退職金の額は?
以下の表のとおりとなっており、働いた年数が長いほど有利となります。
※令和3年10月より掛金日額310円は320円へ引き上げ、予定運用利回り3.0%は1.3%へ引き下げられます。
退職金額比較表(試算)
(単位:円)
納付 月数 |
改正後 (320円/1.3%) |
現行 (310円/3.0%) |
参考差額 |
||
掛金 総額 |
退職 金額 |
掛金 総額 |
退職 金額 |
||
12月 (1年) |
80,640 |
24,000 |
78,120 | 23,436 | +1,000 程度 |
24月 (2年) |
161,280 |
161,000 |
156,240 | 156,240 | +5,000 程度 |
60月 (5年) |
403,200 | 414,000 程度 |
390,600 | 410,781 | +3,000 程度 |
120月 (10年) |
806,400 | 894,000 程度 |
781,200 | 945,903 | △52,000 程度 |
240月 (20年) |
1,612,800 | 1,933,000 程度 |
1,562,400 | 2,256,366 | △323,000 程度 |
360月 (30年) |
2,419,200 | 3,039,000 程度 |
2,343,600 | 3,902,745 | △864,000 程度 |
480月 (40年) |
3,225,600 | 4,268,000 程度 |
3,124,800 | 6,036,723 | △1,769,000 程度 |
(注)
1 この比較表は、最初から日額320円ではじめた人の場合で、証紙と退職金ポイントを合計した252日分を1年と換算して計算した退職金の額です。
2 掛金納付月数が12月以上24月未満の遺族請求の場合、退職金額は掛金相当額となります。
3 改正後(320円/1.3%)は試算額となりますので、ご注意ください
掛金総額計算例
掛金日額310円、掛金納付年数2年の場合 2年×12月×21日×310円=156,240円 |