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特集

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2019年3月号 No.506

工業高校が行う魅力創出の取り組みについて

2 就職内定者から後輩へのメッセージ

東京都立田無工業高校に通う、建設関連企業内定者20名に、就職活動を通して感じた工業高校の魅力について語っていただいた意見交換会。パネルディスカッションや一問一答形式での意識調査、1グループ5名程度に分かれてのグループディスカッションでは、活発に意見が飛び交いました。

パネルディスカッション・グループディスカッション編

パネルディスカッションのテーマは「就職活動を振り返って」。面接対策には「この企業を選んだ理由」を自分の言葉で語ることが重要だという意見も。面接や試験当日に緊張してしまい、本来の自分の実力を出し切れなかったと感じている生徒は、もっと努力をしていれば良かったと意見していた。また「会社選びの方法、決定理由」では、インターンシップと人間関係がキーワードとして挙げられた。社風や仕事環境に触れることはもちろん、会社の人と話す態度・姿勢は面接時に活かすことができたという生徒も。インターンシップでは、自分が抱いていた企業や仕事のイメージと現実のギャップに気づくことができた、面接だけ受ける人よりも信頼してもらいやすいなどの意見もあり、同制度を活用する利点を語っていた。「就職活動に向けて在学中に準備しておくこと」をテーマにしたグループディスカッションでは、「資格取得」と「コミュニケーション力」の大切さについての議論が多くされていた。特にコミュニケーションについては、面接時に考えを伝えられることはもちろんだが、チームワークが求められる職種に就くという意識が強いことから、その重要性を感じている。また、将来、自分が何をやっていきたいかを定めることが必要という意見を出したグループも。自分自身の考えをまとめられる力を培いながら、高校3年間を過ごすことができると将来的にいい方向につながるのではないかと、力強く語っていた。

 座談会  工業高校で学んだこと、良かったこと
  • 建築科
    舩木 涼さん

  • 建築科
    都築 佳代子さん

  • 建築科
    上杉 勇気さん

  • 都市工学科
    鎌田 琉太朗さん

やってみたら楽しかった! それぞれがやりがいある職業に

卒業後、どんな仕事に就く

舩木    型枠大工になります。最初は木造大工を希望していましたが、型枠もやってみたらとても楽しかったので。
鎌田    僕は、鉄道関係の会社に就職します。同期の採用は2名で、線路の保守をする保線、橋やトンネルの工事をする土木をそれぞれ担当することになっています。
都築    エレベーター設置の営業設計で、「こういうエレベーターを付けたらどうですか?」と、提案する仕事。図面を描くところから、エレベーターを設置し終わるまでトータルで携わっていきます。
上杉    揚重という職種で、たとえば高層ビルの建築現場で、階段やクレーンを使って資材を運ぶ仕事をします。

就職先を選んだ理由は?

上杉    きっかけは、学校の職種説明会です。揚重の仕事をしているOBの話を聞いて、「自分に合っているんじゃないか」と。実は、ちょうど進路に悩んでいた時期で、先生に相談したら「お前ならできるよ」といわれました。この一言にも背中を押されました。
舩木    内定をもらったのは地元の企業なので、インターンシップ以外にも何回か採用担当者に会う機会があって。話をするうちに「この職業ならずっと働けそう。この企業で頑張りたい」と思ったのが理由です。
鎌田    絶対に事故を起こしてはいけないという重責ある保線の仕事に、情熱を注げると思ったからです。
都築    私は、規模の大きな企業で、福利厚生がしっかりしていたのが決め手でした。

幅広い技術が身に付いて、将来の選択肢が広がった

工業高校を選んだ理由は?

都築    土木関係の仕事をしている父の影響です。就職したい気持ちがあり、親に相談したら「いいんじゃない?」といわれて。
舩木
   僕も、親の影響。実家が建築系で、祖父が鉄骨屋、叔父が内装業をしています。家業を継ぐというより、親と似ているけど違う職種を選びたいと考えていました。
上杉
   小学生の頃からものづくりが好きで。図工の授業は自主的に居残りをしていたくらいです。進路の先生に相談したら、「工業高校にもいろいろある」とアドバイスされ、就職率のよさと、通学のしやすさで決めました。
鎌田
   中学時代の野球部の先輩が、都市工学科に通っていて。その先輩の「いろいろなことが身に付いて、全部、自分の武器になる」という言葉に魅力を感じました。

工業高校の良さって何?

舩木    学べば学ぶほど、将来の選択肢が広がること。自分が元々興味をもっていたこと以外にも、いろんな実習があるので「こういう道もあるんだ」と発見があるというか。
鎌田    入学前は「自分には強みがない」と思ってたけど、今では自信をもてるようになった。これこそが、工業高校の強みだと思います。
上杉    やりたいことが見つかるし、学んだ知識が全部、将来につながるのもいい。
舩木    どんなことも、「どうせ使わないから、覚えなくていいや」じゃなくて、「ここで覚えておけば、将来、違う道を選んだときに役立つかもしれない」ですから。
都築    授業で学んだことが、資格取得時に役立つのもいい!私は、2級建築施工管理技士の学科試験に合格しました。
舩木    中学生の頃は、「資格がほしい」なんて思わなかったけど。学ぶうちに「これがやりたいから、この資格を取りたい」と、モチベーションが高まっていきました。

ポジティブな気持ちで、多くのことにチャレンジしてほしい

最後に、中学生にメッセージを!

舩木    自分が目指すのは、ものづくりという特別な仕事。形になって残るので、「あれは自分が作ったものだよ」と自慢できるのは素直に嬉しいし、達成感が味わえるのではと思っています。何事も試さないと分かりません。工業高校には試す場がたくさんあるので、どんどんチャレンジしてください。
鎌田    同感です。勉強も運動も得意ではない自分が、土木の専門知識を学んで、就職も決まった。こういった嬉しさや楽しさを、皆さんにも味わってもらいたいです。
都築    そのために、何でもポジティブな気持ちで向き合ってみてほしいですね。建設業に少しでも興味があれば、実習や製図でも、つらいと思わずに楽しむことができますから。
上杉    「ものづくりが好き」「工業関係の仕事に就きたい」という気持ちがあるなら、工業高校に入学して損はないと思います!

「Yes/No」直感で答える 工業高校生の意識調査

  • ①建設系の仕事に就く意思は1年以上前から固まっていた

  • ②建設業で働くことに不安や心配がある

  • ③建設業で働くことは、街づくりや地域社会に役立っているという意識をもつことにつながる

  • ④応募前にたくさんの企業を見学することができたら嬉しい

  • ⑤たくさんの企業の情報を自由に得られる「合同企業説明会」が、学校行事で実施されるのが望ましい

  • ⑥会社の雰囲気や仕事内容を理解する機会としてインターンシップは参加した方が良い

  • ⑦就職活動前は自分の学力や文章能力、面接力に不安を感じていた

  • ⑧学校での面接指導や文章の書き方指導、ガイダンス等は、就職活動に役立ったか

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