特集

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2018年11月号 No.503

建築・設備施工管理CPD制度としてリスタート

CASE ③ 建設労働者緊急育成支援事業  訓練修了生インタビュー


修了生  西尾 小百合(にしおさゆり)
昭和63年8月31日生 大阪府出身
(株)香山組 平成29年11月1日入社


訓練期間 平成29年8月21日~10月6日
訓練カリキュラム
平成29年度 第1回女性限定 重機オペレーターコース
重機を中心に建設現場の作業から経理事務の基礎を学ぶ
取得資格
車両系建設機械運転技能講習(整地等)、車両系建設機械運転技能講習(解体)、建設業経理事務士3・4級、足場の組立て等特別教育、玉掛け技能講習、小型移動式クレーン運転技能講習


訓練参加のきっかけは?
飲食業での接客、物流での倉庫管理や積み込み作業など、これまで建設とは懸け離れた仕事をしていました。前の職場では、皆どこか冷たいところがあって正直相談する相手もいなく、この先自分がどうしたら良いのかも分からずに悩んでいました。
以前から「全国の災害復興で役に立ちたい」という想いから関連性のある仕事を探していたところ、女性限定で重機操作を教えてもらえる訓練のことを知り、参加することにしました。

訓練を受けてみての感想は
10人が参加した訓練は女性限定コースということもあり、コミュニケーションも取りやすく互いに重機操作のコツを話し合ったり、資格取得に向けて一緒に勉強したり、切磋琢磨しながら成長することができました。今でも連絡を取り合っている仲間もいます。

現在の仕事について
入社から1年。今の現場は二つ目になります。最初は現場で交わされる言葉が分からずとまどいもありましたが、皆さんサポートしてくれますし、相談にも乗っていただけます。
わたしも早く現場に慣れたいという思いもあり、朝7時に現場に着くと、朝礼が始まるまでに現場を清掃するようにしています。きれいな現場の方が気持ちよく働けるでしょうし、作業もスムーズに進むだろうと考えています。
建設は、年齢も性別も仕事の内容も違う人たちが集まってチームワークで行う仕事です。いろいろな職種の人たちが同じ目標に向かって、それぞれの責任を果たしていく。そんなところに仕事への充実感ややりがいを感じています。コミュニケーションが最も大切だと思っていますので、元気よくあいさつすることは欠かさないよう心掛けています。
今はオペレーターとしての仕事ですが、施工管理の仕事にも興味を持っていますので、機械・土木の施工管理技士試験は時期が来たら絶対に受験したいと思っています。多くのことを学びながら、将来は監督、そして現場を束ねる所長になるのが夢です。

採用企業の声


株式会社香山組
代表取締役社長  香山 昌哉氏

西尾さんについて   
彼女がいると現場の雰囲気が明るくなります。向上心もあり今後を期待する人材の1人です。今は重機オペレーターですが、将来は監督を目指したいという本人の意向もありますので、資格取得のバックアップもしていきたいと考えています。

緊急育成支援事業の訓練を受けての採用について
ハローワークなどに求人を出していますが中々人材が見つからず、受注できる仕事も見送っている状況です。緊急育成支援事業を通じて基礎技能を身につけ、資格を取得した人材を確保できることは大変ありがたいです。

企業情報

本社所在地    : 〒660-0892 兵庫県尼崎市東難波町5丁目31番20号
従業員数    : 50人
主な仕事内容    : 土木工事
ホームページ    : http://www.kayamagumi.co.jp/

CASE ④ 建設労働者緊急育成支援事業  訓練修了生インタビュー


修了生  大友 貞(おおともただし)
昭和43年2月12日生 仙台市出身
株式会社カメヤ 平成28年11月24日入社


訓練期間 平成28年9月10日~10月5日
訓練カリキュラム
平成28年度 第5回土木重機オペレーターコース
土木工事の建設現場において重機を操作する技術を学ぶ
取得資格 
車両系建設機械運転技能講習(整地等)、車両系建設機械運転技能講習(解体)、不整地運搬車運転技能講習、足場の組み立て等特別教育、玉掛け技能講習


訓練参加のきっかけは?
47歳で前職(食品業界)を退職し、まだまだ働かなくてはならない中、建設業で働く2人の息子が震災後、忙しく頑張っている姿に影響され、自ら身体を動かす仕事に就こうと考えるようになりました。まずは宮城職業能力開発促進センターで半年間の建築系コースを受講したのですが、年齢を考えれば建築より、土木の仕事の方が良いだろうというアドバイスをうけ、緊急育成支援事業の土木重機オペレーターコースに参加しました。

訓練を受けてみての感想は?
建設業界で働いた経験がなく、何もかもが初めてのことばかりの訓練はとても新鮮な内容でした。訓練で取得した車両系の資格も早速現場で活用でき、訓練を受けて良かったと感じています。全くの素人で入職していたら大変だったろうと、ありがたく思っています。

現在の仕事について
訓練を受けたとはいっても現場で使われる専門用語が分からず、最初は正直戸惑いました。分からないままにしていては先がありませんので、その都度聞いて確認するようにしています。2年が経ち、だいぶ用語も分かってきたので、無駄なく、効率よく作業に取り組めるようになってきました。現場経験が増えてくると、近くを通った時「この建物の基礎に携わったな」など思い出します。誰に言うわけでもないのですが、建設業に携わる者として実感するとてもうれしい瞬間です。今は早く職長になって現場を任せてもらえるようになることを目指し、毎日の仕事に取り組んでいます。そのためにも目の前の仕事を一つずつ丁寧に仕上げていくことを心がけています。
東北も東日本大震災から立ち直りつつあります。全国からたくさんの支援もいただきました。今、全国各地で豪雨や地震に伴う被害に見舞われる地域が出ているので、とても心配です。東北も被災地だからと特別視され、甘えすぎるだけではいけません。全国から支援をいただいたことを今度は、災害にあったほかの地域に返していかなければと思っています。

採用企業の声


株式会社カメヤ
代表取締役  亀谷  伸氏

大友さんについて   
まじめで人柄も良く、何事もオールマイティーにこなしています。どの現場でも組んだ職長さんに評価されています。本人も頑張っており、会社の戦力になっています。現場で経験を積んで、いずれは職長として活躍してもらおうと期待しています。

緊急育成支援事業の訓練を受けての採用について
建設業就業者の高齢化が進み、若い人材の確保・育成が困難な中、緊急育成支援事業のような就職前に職業訓練を受け資格も取得でき就職まで面倒を見てくれる制度は非常にありがたいと思っています。是非今後も続けて頂きたいです。

企業情報

本社所在地    : 〒981-0413 宮城県東松島市新東名二丁目9-13
従業員数    : 54人
主な仕事内容    : とび土工工事
ホームページ    : http://kameya-co.com/

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