建設キャリアアップシステム

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2024年5月号 No.558

お役立ち連載 建設キャリアアップシステムを活用しよう! 第18回

管理者IDを設定したいのですが
-CCUSの現場管理者・階層管理者について-

就業履歴を蓄積するためには、元請事業者、下請事業者、現場作業員などが登録された施工体制を登録する必要があります。CCUSの「現場管理者」は施工体制登録や就業履歴管理に携わりますが、ほかにも「階層管理者」というものもあるので扱いに迷われることはありませんか。
新たにCCUSの事務処理を担当される方もいらっしゃると思いますので、以下をご参考に。

CCUSでは、
  • 事業者責任者ID(14桁。事業者IDと同じ)は、その事業者のCCUS利用に関する一切の権限を有します。
  • ただし、1つのIDで、複数の者が同時にシステムを利用することはできません。
一方、事業者としては、
  • 業務権限の分掌にあわせて、CCUSの権限も分掌させたい。
  • 複数の請負工事を、アクセス制限されることなくシステム処理したい。
そのため、事業者責任者IDの権限を分掌したのが○○管理者IDです。
  • 「現場管理者ID」は、元請として受注した工事のデータ管理・調整を担当します。
    ・ 事業者責任者が設定 ・ 元請の場合に利用 ・ 複数設定可能 ・ ID利用料無し
  • 「階層管理者ID」は、複数の支店や部署への権限分掌を想定し、事業者責任者が設定するものですが、別途ID利用料が必要となりますので、事務処理状況に応じてご検討ください。

元請事業者となった場合、
  • 事業者責任者は、請負工事の現場・契約情報を登録。
  • 現場・契約情報登録後、当該現場のデータ管理を担当する者を現場管理者に設定。
下請事業者となった場合、
  • 事業者責任者は、下請工事のデータ処理を行います。※下請の場合、現場管理者を設定することはありません。

現場・契約情報登録、現場管理者設定などについてはこちらの現場運用マニュアルでご確認ください

 

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