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2020年11月号 No.523

地域の枠を超えて・・・ 若手建設業経営者による熱い議論と行動の場!!

地域建設業新未来研究会(CCA)の挑戦

地域建設業新未来研究会(CCA=Country Construction Associates)は、次世代の建設業のスタイルを地方から発信するべく全国の地方建設会社の有志が集まった研究会、地方にしかできないこと、地方だからできることをしっかりと考え、「先ずはやってみる」をコンセプトとする超能動的集団。

毎月1回定例の情報交換会を東京で開催。国土交通省などの行政機関、建設関連業者・メーカー等を招いて議論を交わし、最新の情報や技術を共有、自らの現場で取り入れるとともに、次のようなユニークな取り組みも行っている。

 

  匿名建設コロシアム

地域の建設業界をリードする社長たちが「建闘士」となり、現在の課題について激論を交わすとともに、twitterを通じて学生から投げかけられる、“匿名”の質問にリアルタイムで答えるライブセッション。これまでに2回開催し、延べ160人の参加を得て、学生の地域建設業への関心を大いに高めた。

 

  Construction Tech Start-up Conference(ピッチイベント)

スタートアップ企業やベンチャー企業10社が自社のサービス・製品についてプレゼンテーションを行い、その内容を審査。前回は、工務店が手掛けた住宅を一般ユーザーに紹介する見学会マッチングサービス「ケンガククラウド」を持ち込んだビズ・クリエイション社(岡山市)が最優秀賞に選ばれた。今年度は12月15日に開催。YouTubeにて配信予定。

ビズ・クリエイションの初谷代表(左)とCCA・中村代表理事

 

  独自の災害対応

2016年熊本地震発生直後、SNSによる情報収集。事務局を現地に派遣、現地の会員会社との情報交換により被災状況と現地で必要な物資や搬入可能なルートを確認。会員が参加する建設業の各団体(建サク、三方良しの公共事業改革推進研究会等)に情報発信をしながら、連携して支援を実施。またCCAでは災害支援用に300万円の基金を設定している。

 

  自前の研修コース

富士教育訓練センターの協力の下、会員会社の実務経験3年以下の社員向け研修コースを創設。講師は会員会社の社長やベテラン社員が努め、地域建設業の未来を託す若手を育成。また、会員各社の技術者に対しては、和合館工学舎(仙台市)と連携し、技術士をはじめとした高度な資格取得に向けた支援を行っている。

 

(一社)地域建設業新未来研究会

代表理事 中村光良  事務局長 小野貴史

 ホームページ(お問い合わせ先) https://www.cca-net.or.jp/ 

 

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