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2019年5月号 No.508

しんこうTODAY

3月1日『金融事業説明会』を開催しました。2018年度は「建設産業行政にかかる最新の動き」と「金融事業及び組合事業の活性化」をテーマとし、日頃から本財団と繋がりのある協同組合など、多くの方にご参加を頂きました。

会の冒頭、国土交通省からの基調講演として、「建設業を取り巻く現状と課題」、「公共工事設計労務単価」、「建設キャリアアップシステム」や「働き方改革」等について、事例を交えながら、ご説明を頂きました。また、その後に行われた取組事例の報告及び情報交換において、福島県建設業協同組合からは、「震災後の対応」、「情報共有システム事業」をテーマに、原発事故にともなう除染作業の現状や、福島県からの発注工事に係る工事情報共有システム等についての発表、全国中小企業団体中央会からは、組合の事業に関する最新情報の提供があり、質疑応答の場では参加者による活発な意見交換が行われました。

建設キャリアアップシステムは、本年1月15日から24箇所の現場で実施した限定運用を経て、4月1日より本運用を開始しました。

本運用開始にあたっては、就業履歴の登録開始に加えて、現場情報や蓄積した就業履歴など、各種登録情報の閲覧ができる機能などの拡充をしています。

就業履歴情報の蓄積をするためには、まず元請事業者が現場情報の登録を行い、その後、元請事業者と下請事業者が連携して施工体制等の登録を行う必要があります。さらに、元請事業者は就業履歴登録アプリ「建レコ」をダウンロードしたPC、iPad、iPhoneとカードリーダーを現場に用意していただくことが必要です。そして、登録された現場に入場する技能者はそのカードリーダーに建設キャリアアップカードをかざすことで、就業履歴情報が蓄積されていきます。

2019年度の建設キャリアアップシステムへの登録については、技能者登録者数100万人(累計)、事業者登録数13万社(累計)を目指しています。

目標を達成すべく、運営主体である一般財団法人建設業振興基金では、登録申請からカード・ID発行までの審査期間短縮をはじめ、事業規模等に応じたわかりやすいマニュアルの作成、現場導入手順等のコンテンツの充実など、円滑な登録申請及び、現場での運用を実現するために、建設キャリアアップシステムへの申請や現場への導入等の支援体制を構築し、ユーザーの皆さまにとって、建設キャリアアップシステムが利用しやすい環境を整えていけるよう努めて参ります。

※「建レコ」について
 「建レコ」とは、技能者の就業履歴登録を目的としたアプリケーションです。
 PC、iPad、iPhoneにインストールをすることによりご利用頂けます。
 使用方法につきましては、専用HPでご確認下さい。
 URL:https://www.auth.ccus.jp/KenReco/

 

 

 

 

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