特集

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2021年3月 No.526

就職氷河期世代の方向けの短期資格等習得コース事業の初年度状況

■ 訓練生の声

訓練に参加された2名の方に本コースについて感想を伺いました。

自分の強みに磨きをかける

 山仲倫子さん

「建設ディレクター育成講座」を受講した友人から受講を勧められたことがきっかけです。友人から話を聞いているうちに興味が湧いて、参加してみようと思いました。正社員を募集している企業を探していたのですが、年齢的に対象外となっていることが少なくありませんでした。建設ディレクターの資格は、今後の就職活動に活かせると思い、それが受講の決め手となりました。

これまで接客業に多く携わってきましたので、その経験は建設ディレクターの仕事の中でも役に立つはずですし、今後もその強みを伸ばしていきたいと考えています。

訓練を受講する中で、聞く姿勢や表情など、相手に良い印象を与えることが大事だと再認識できたので、自分の強みに磨きをかける良い機会になったと思います。

建設業は未経験ですが、基礎から学ぶことができました。受講してからは、身近な工事が気になるようになり、道路にあるマンホールひとつにしても「どんな役割があるのだろう?」と興味が湧いてきました。また、そのようなささいな疑問にも講師が丁寧に答えてくれたので、楽しく受講できました。

得意なコミュニケーションを武器に、オフィスからの支援だけでなく、現場でも役に立てる人材になりたいです。そして、「この道路の整備にも携わったんだ」と、達成感を得られるような仕事をしていきたいと思います。

もし受講を迷っているようなら、チャンスを逃さず飛び込んでみてほしいと思います。

これまでのキャリアをすべて活かしたい

 中村聡子さん

自宅のポストに入っていた生活情報紙の記事で建設ディレクターを知りました。最初は流し読みをしただけで、特に参加しようとは考えていなかったのですが、なぜか頭から離れなくて。締め切りの直前に思い立って応募しました。大学で建築学科を専攻していたのですが、せっかく勉強したにもかかわらず、これまでの勤め先では活かせずにいたので、建設業に携わりたいという気持ちがどこかにあったのだと思います。

勤怠管理や福利厚生の手配、給与計算など総務での経験があり、これまでのキャリアと、大学で学んだ建築の知識に加え、今回の講座で学んだこと、すべてを活かしていきたいと思っています。

講義で興味深かったのがアンガーマネジメントでした。決まった質問に答えて診断し、自分の怒りやすいポイントを客観的に知ることができました。自身の性格について新しい発見がたくさんあり、それを知ったうえで就職活動に臨めることは大きなメリットだと感じています。

また、大学では建築についての知識しか学ばなかったので、土木工事について道路や橋に関わるインフラの知識は特に新鮮でした。災害復旧時などに土木がいかに大切な役割を担っているか、あらためて知ることができ、さらに建設業で働くことで、街を守っているのだという、誇りにもつながっています。

授業の内容が難しいときや、初めて聞く言葉などがでてきたときに、受講しながらパソコン上ですぐに検索できたのはオンライン授業ならではのメリットです。検索方法などについても講師がアドバイスしてくれるので安心感もあり、集中して授業に臨むことができました。

建設業は絶対になくならない仕事です。スキルを身につければ必ず活躍できると思うので、チャレンジしてほしいですね。

 

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