特集

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2021年3月 No.526

就職氷河期世代の方向けの短期資格等習得コース事業の初年度状況

Ⅴ. 令和2年度取組事例の紹介

ITスキルとコミュニケーションスキルでバックオフィスから現場をサポート!

実施
コース

建設ディレクター育成コース
訓練
場所
京都サンダー(株)、
京都経済センター他
取得
資格
1.建設ディレクター初級
2.建設業経理事務士4級

 

主要カリキュラム(20日間)
入校式・オリエンテーション・講話、ビジネスマナー 1日間
建設業の基礎知識、建設業の歴史と社会的役割 2日間
専門用語と工事の種類、安全衛生の知識 3日間
工事書類作成に必要な基礎知識 5日間
建設業経理事務士4級特別研修 2日間
就職活動準備 2日間
キャリアコンサルティング 2日間
職場見学 1日間
インターンシップ 1日間
修了式 1日間

オンライン講座

(一社)建設ディレクター協会内(京都府)に設置された拠点では10月26日~12月15日の期間に合計20日間、第1回建設ディレクター育成コースを実施しました。

本コースでは、建設業の社会的役割や歴史、専門用語や工事の種類といった基礎知識、工事書類作成に必要な専門知識を学び「建設ディレクター初級」、「建設業経理事務士4級」を取得することができます。

また専門知識の習得に加え、訓練生同士や講師とのコミュニケーションを通じて、チームで仕事をする重要性についても学ぶことができるのも大きな魅力です。

本コースはオンライン中心の訓練なので、育児等で時間の制約がある方も安心して受講して頂くことができました。

今回は16名(女性13名、男性3名)の方が12月15日に訓練を修了。地域の建設企業と連携し、就職支援を進めた結果、2021年2月現在12名の方が建設企業へ就職または内定しています。

訓練風景

修了式

 

「建設ディレクターが一歩を踏み出す勇気になる」

建設ディレクターとは忙しい建設現場をIT技術で支える、建設業で新しく誕生した職種です。定められたルールを確認しつつ、現場監督と協力して書類を作成するのが主な仕事。働きやすい職場作りを進める建設業界で注目される存在です。

カリキュラムを修了し、(一社)建設ディレクター協会が実施する試験に合格すると「建設ディレクター認定証明書」が発行されます。

2020年12月末現在、建設ディレクターの認定を受けた方は全国で約400名いらっしゃいます。

誰もが建設業初心者からのスタートなので、未経験、ブランクがある方も大丈夫。スタッフが皆さんに寄り添い、一緒に伴走します。正社員へのステップアップ実現を目指して、建設ディレクターへの第一歩を踏み出しましょう。

(一社)建設ディレクター協会
代表理事   新井恭子氏

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