名建築のつくり方

名建築のつくり方
2022年3月 No.536

初の連結超高層、リフトアップ時の妙案は?

イラスト・文:宮沢洋
画文家、編集者、BUNGA NET(https://bunganet.tokyo/)編集長。1967年生まれ。2016年〜19年まで建築専門誌「日経アーキテクチュア」編集長。2020年4月から編集事務所Office Bungaを共同主宰。書籍「建築巡礼」シリーズのイラストを担当

 

大阪・梅田スカイビルの名物は、2棟の超高層をつなぐ「空中庭園展望台」。
リフトアップ(吊り上げ)工法の先進性に加え、工事自体を社会に発信する姿勢においても、建設技術史のエポックとなるプロジェクトだ。

梅田スカイビル

  • 所 在 地:大阪市北区大淀中1-1-88
  • 設 計 者:原広司+アトリエ・ファイ建築研究所、木村俊彦構造設計事務所、竹中工務店
  • 施 工 者:竹中工務店・大林組・鹿島・青木建設JV
  • 延 べ 面 積:約21万6300m2
  • 構  造 :鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造
  • 階  数 :地下2階・地上40階
  • 竣 工 年:1993年
Question クエスチョン 問題
2つの超高層ビルをつなぐ空中庭園展望台のリフトアップ工事で、施工者が考えて実施したアイデアはどれ?

1 リフトアップ当日まで実施日を知らせず、街の人々を驚かせる
2 リフトアップを数カ月間かけてジワジワ行い、話題性を長引かせる
3 リフトアップをあらかじめメディアに告知し、全国的な話題にする

答えは次のページ!▶︎▶︎▶︎  

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