特集

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2021年3月 No.526

就職氷河期世代の方向けの短期資格等習得コース事業の初年度状況

Ⅰ. はじめに  令和2年10月開始

厚生労働省が実施する就職氷河期世代の方向けの短期資格等習得コース事業が令和2年度からスタートしました。

本事業は、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行い、正規雇用を希望しながらも不本意ながら非正規雇用等の不安定な仕事に就いている就職氷河期世代(35歳以上55歳未満)の方に向けて、短期間で資格が取得でき、職場体験を組み合わせた出口一体型の訓練を行うもので、就職支援までをパッケージで行い、就職氷河期世代の方の安定的な就労の促進を図ることを目的としています。無料で職業訓練を受講して資格が取得できる上、職場体験や就職支援(会社説明会、面談会等)も受けられる魅力溢れる事業です。本事業は令和4年度までの3ヶ年の実施とし、このたび、訓練を実施する業種は建設、IT、運輸、農業などの業種11団体が決定されました。建設業では、(一財)建設業振興基金(以下、「本財団」という。)が事業運営を受託することになりました。

本財団では、業界団体等の協力を得て、3年間を通じて500名の建設業の担い手育成を目指します(1年目100名、2年目200名、3年目200名)。令和2年度は地方拠点を3ヵ所設置、中央拠点(本財団)と併せて4拠点において計6コース実施しています。

なお、この事業に参加するためには、年齢及び直近の就業状況等の受講要件(4頁掲載のチェックリスト)を満たす必要があります。

また、この事業の訓練コースは、受講者の経済的な不安を解消し安定した就職を目指して求職活動を行っていただくため、職業訓練受講給付金の給付対象となりますので、支給要件に該当する場合、給付を受けることができます。(詳細は「職業訓練受講給付金」のホームページ、又はハローワークで確認できます。)

 

就職氷河期世代の方向けの短期資格等習得コースの創設

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