FRONTIER

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2026年9月号 No 581

「失敗を恐れず、対話から現場をつくる!」若き建築現場監督の挑戦。/「地域の基盤をつくり、暮らしを支える!」ミリ単位の精度にこだわる土木技術者。

建設の最前線へ!

「失敗を恐れず、対話から現場をつくる!」若き建築現場監督の挑戦。

森岡もりおか 大喜だいきさん
株式会社興洋工務店
鳥取県出身

「何もなかった土地に、大きな建物が建つ。その姿に魅力を感じたのがこの道に進むきっかけでした」。株式会社興洋工務店で建築現場の監督として活躍する森岡大喜さんは、工業高校時代をそう振り返る。数ある企業のなかから同社を選んだ決め手は、企業見学などで感じた“社員第一”の親しみやすい社風だった。現場では、一回り以上年上の職人たちと密に言葉を交わしながら工事を進めている。「工事書類の作成や現場の巡回など業務はさまざまですが、大切にしているのは基本となる挨拶やなにげない会話といった、日頃からのコミュニケーションです。また、相手に動いてもらうためにはしっかりと知識をつけて信頼を得ることが大事。毎日が学びの連続です」と、周りを尊重しつつ、真摯に仕事に向き合う姿勢を崩さない。

そんな森岡さんの成長を支えているのが、「誰もが失敗するから、次につなげて行動しなさい」という上司の言葉だ。失敗を恐れず挑戦できる環境のなか、入社3年目で携わった銀行の新築工事では、規模の大きさと職人との連携の重要性を実感したという。「建物が完成した際の達成感は、今も心に刻まれています」。

同社は講習費用の負担など資格取得のサポートも手厚く、定時後などを活用した勉強時間も確保しやすい環境だ。「1級建築施工管理技士の資格を取得し、さまざまな現場を経験して一人前の監督になりたいです」と前を向く森岡さん。完成した建物を多くの人が利用する姿にやりがいを感じつつ、スケールの大きな仕事を目指して今日も現場を駆け回っている。

「地域の基盤をつくり、暮らしを支える!」ミリ単位の精度にこだわる土木技術者。

楮原かごはら リュウりゅうさん
株式会社興洋工務店
鳥取県出身

土木現場で測量や安全管理などを担う楮原リュウさん。「幼い頃から工事現場に興味があったのですが、そうした好奇心が具体的な形に変わっていったのは工業高校生の頃。地域のインフラを支え、地域貢献できる職種だと感じました」と話すとおり、地域社会への貢献を胸に日々の業務と向き合っている。現場で特に緊張を感じる業務のひとつが、掘削の目安となる丁張りの設置だ。「ミリ単位の精度が求められ、これを間違えると後の工程に大きく響いてしまいます。そうしたプレッシャーを乗り越えるからこそ、施工が終わった後の達成感も大きく、土木現場の面白さを感じます」と、細部まで確認を怠らない丁寧な仕事ぶりを見せる。「失敗から学ぶことも多く、間違えたときは上司と一緒に原因を考えて次に活かしています」と前向きな姿勢も頼もしい。

やりがいを最も強く実感するのは、自らが手掛けたインフラが人々の役に立つ瞬間だ。海岸のサンドパック設置工事では、完成後に地域の方から「安心して歩きやすくなった」「景観が良くなった」と直接声をかけられ、仕事をやり遂げた実感とともに大きなモチベーションにつながったという。入社当初は指示待ちになることもあったが、上司からの「能動的に仕事をしなさい」という言葉を機に、主体性の大切さも学んだ。

「1級土木施工管理技士の資格を取得し、地域の方や発注者から信頼される技術者になりたいです」と語る楮原さん。地域インフラの最前線で、さらなる高みを目指して歩みを進めている。


株式会社興洋工務店
代表取締役
野藤 悦男 氏

この度は表彰を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。人口減少が進む昨今、まずは若手が安心して働ける環境を提供することが重要だと考えております。そのため、全社員の健康を第一に考えた“健康経営”を柱に、若手手当や誕生日休暇、現場環境手当、資格手当などを導入してまいりました。今後は、若手が仕事への喜びと責任感を持ち、先輩と若手が同じ方向を向いて自ら考えて進めるような組織風土の醸成に邁進いたします。

建設人材育成優良企業表彰『不動産・建設経済局長賞』を受賞

 

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