働き方改革の定着に向けて

働き方改革の定着に向けて
2022年12月・2023年1月 No.544

新規採用戦略

~ 2024 年の時間外労働上限規制への対応~ 櫻井好美 社会保険労務士法人アスミル 特定社会保険労務士 とある建設会社での日常です。中小建設会社のミルアス建設の方たちと、働き方改革の1番のメインテーマである2024年の時間外労働の上限規制に向けて、一緒に取り組んでいきましょう。

鈴木課長
社長、先月退職者もでていますし、新規採用をお願いします。
  丸山社長
あれ? 求人はだしているはずだけどなー。
  高橋さん
ハローワークにも求人媒体にもお願いしていますが、問い合わせもありません。
鈴木課長
他と比較して条件がよくないのでしょうか? 何が原因なのでしょうか?
  丸山社長
そうだな。条件の問題なのかな? 他の会社はどうなっているのか先生に聞いてみよう!!

~櫻井コンサルタント登場~

  丸山社長
先生、求人をだしているのだけど、全然、人がこないですよ。
  櫻井先生
社長、どういう人材が必要ですか?
  丸山社長
出来れば経験者がいいけど、なかなか集まらないから未経験でもいいかなー。
  櫻井先生
経験者と未経験者では求める資質も労働条件も違うと思いますが、明確に求人票には記載していますか?
  丸山社長
うーん。給与は20万~35万でだしているよ。
  櫻井先生
違いは給与だけですか? どのような仕事内容で、必要な経験、求める基準は記載していませんか?
  高橋さん
最近は求人票だしてもあまり反応がないので、詳しくは書いてないです。
  櫻井先生
そうですか・・・。
  丸山社長
ダメですか?
  櫻井先生
そうですね。今はどの会社も人手不足で、求人数もかなり増えています。求職者も多くの求人の中から、自分にあった会社を探さなくてはいけないのです。そうなると、求人票で業務内容がイメージできない、労働条件もあいまいな求人は選ばれませんね。
  丸山社長
そうなのか。給与の金額だけじゃダメなのか・・・。
櫻井先生
社長、大丈夫ですよ。もう少し詳しく次のページで順番にご説明しますね。

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