連載

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2018年10月号 No.502

HOPE 成果が残る型枠の仕事は魅力的 地元に根を張り教えられる職長目指す

金丸晃希さん
1998年3月生
鹿児島市出身
堀之内工務店

中学生のころから、大工さんに興味があり、建物に関わる仕事がしたかった。高校3年の夏、学校の求人票で地元の堀之内工務店をみつけ、この会社の仕事内容をもっと知りたいと思い会社訪問をした。丁寧に仕事の説明をしてもらい、実際の現場を見た事で、この会社で働いてみたいと強く思った。
堀之内工務店に就職してからの2年半で数十箇所の現場に携わった。最初の1年は、専属職長について仕事の「いろは」を教わった。勲章も受章しているすご腕の職長で、「片付けが上手にできなければ、立派な仕事ができない」と繰り返し指導された。その教えに従い、「一作業一片付け」を念頭に置きながら現場作業に取り組んでいる。
普段仕事では、5人ほどのチームで現場に乗り込み、柱や梁が組まれた鉄筋の周囲に型枠を立て込み、コンクリート打設が行える状態にする。RC造躯体の品質は型枠が左右し、自分の仕事の成果が長く残る。そこに魅力を感じている。
まだ20歳だが、出身地の鹿児島市に根を張り続けながら、一つずつ経験を積み、「しっかりと指導のできる職長になりたい」と自身の将来像を描いている。6月に厚生労働省が行う建設労働者緊急育成支援事業の職業訓練において、未就職者に対して型枠工事の仕事を教える機会に恵まれた。正直、「何から教えていいか分からなかった」が、それも一つの経験だ。
今は、仕事をしながら週一回、社内研修の一環で図面の見方や材料の拾い方の勉強をしている。知識を身に付けるほどに現場の見方も変わってくる。今後は1級技能検定の合格まで自分の能力を高め、いずれは現場を任せてもらえるような職長になりたいと金丸さんは言う。
仕事にも研修にも前向きに取り組む金丸さん。やる気に満ちて働く金丸さんを見ながら、会社としても「出会った頃と比べると顔付きもぜんぜん違う」と高い期待をしている。
現場の仕事は、夏は暑く、冬は寒い。正直、仕事に行くのがつらい日もあるが、「やるしかない」と自分を奮い立たせながら、今日も現場に立ち続けている。

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