名建築のつくり方

名建築のつくり方
2025年3月号 No.566

終戦後すぐに実現できた理由は?

藤村記念堂

イラスト・文:宮沢洋
画文家、編集者、BUNGA NET編集長。1967年生まれ。2016年〜19年まで建築専門誌「日経アーキテクチュア」編集長。2020年4月から編集事務所Office Bungaを共同主宰。書籍「建築巡礼」シリーズのイラストを担当

1949年に第1回の「日本建築学会賞作品賞」を受賞した「藤村記念堂」。
完成したのは終戦から2年後の1947年だ。
設計者は谷口吉郎。2024年末に亡くなった谷口吉生氏の父親だ。
シンプルだが奥深いこの建築は、かつての日本で“普通”だったやり方でつくられた。

藤村記念堂

  • 所在地 :岐阜県中津川市馬籠4256-1
  • 設計者 :谷口吉郎
  • 構 造 :木造
  • 階 数 :平屋建て
  • 竣 工 :1947年
Question クエスチョン 問題
終戦から間もない時期に建物をどうやって完成させた?

1 すべてを地域住民による施工でつくった
2 不要になった別の建物を移築し、アップサイクルした
3 戦前から戦中に中断を挟みながら10年以上かけてつくった

答えは次のページ!▶︎▶︎▶︎  

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