名建築のつくり方

名建築のつくり方
2022年5月 No.538

日本初の超高層が生んだクレーンの大革新とは?

イラスト・文:宮沢洋
画文家、編集者、BUNGA NET編集長。1967年生まれ。2016年〜19年まで建築専門誌「日経アーキテクチュア」編集長。2020年4月から編集事務所Office Bungaを共同主宰。書籍「建築巡礼」シリーズのイラストを担当

1968年、日本初の超高層ビルとして建ち上がった「霞が関ビルディング」。
柔構造という構造面の革新が知られているが、ブレークスルーはそれだけではない。
施工面でも、現在につながる揚重技術などが開発された。

霞が関ビルディング

  • 発 注 者:三井不動産
  • 所 在 地:東京都千代田区霞が関3-2-5
  • 設 計 者:霞が関ビル建設委員会(三井不動産、山下寿郎設計事務所)
  • 施 工 者:鹿島、三井建設
  • 敷 地 面 積:1万6319.97m2
  • 延 べ 面 積:16万5692.33m2
  • 構  造 :鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
  • 階  数 :地下3階・地上36階
  • 施 工 期 間:1965年3月〜1968年4月
Question クエスチョン 問題
日本初の超高層ビルの建設で、施工者らが開発したタワークレーンの新技術は?

1 現在と遜色のない揚重能力900t・mの大型タワークレーン
2 高さの移動がスムーズなセルフクライミング式タワークレーン
3 地上から遠隔操縦する完全無人式タワークレーン

答えは次のページ!▶︎▶︎▶︎  

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