特集
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2025年5月号 No.568
建設事業主等に対する助成金
DX・生産性向上
働き方改革推進支援助成金
業種別課題対応コース(建設業)
Q.どんなときにもらえる?
従業員の時間外労働の削減、週休2日制の推進等に向けた労働環境整備などに取り組んだ場合
成果目標と助成対象になる取組みからそれぞれ1つ以上選び、目標を達成した場合に支給されます。
■成果目標(①~⑤のうちの1つ以上を選択)
- ① 月60時間を超える36協定の時間外・休日労働時間数の縮減
- ② 年次有給休暇の計画的付与制度の導入
- ③ 時間単位の年次有給休暇制度と特別休暇を1つ以上新規導入
- ④ 9時間以上の勤務間インターバルの導入
- ⑤ 4週における所定休日を1日から4日以上増加
■助成対象になる取組み(⑴~⑺のうちいずれか1つ以上を実施)
- ⑴ 労務管理担当者に対する研修
- ⑵ 労働者に対する研修、周知・啓発
- ⑶ 外部専門家によるコンサルティング
- ⑷ 就業規則・労使協定等の作成・変更
- ⑸ 人材確保に向けた取組み
- ⑹ 労務管理用ソフトウェア、労務管理用機器、デジタル式運行記録計の導入・更新
- ⑺ 労働能率の増進に資する設備・機器などの導入・更新
Q.いくらもらえる?
- 成果目標①の上限額
- 成果目標②の上限額 : 25万円
- 成果目標③の上限額 : 25万円
- 成果目標④の上限額
●9時間以上11時間未満 : 120万円
●11時間以上 : 150万円 - 成果目標⑤の上限額 : 1日増加ごとに25万円(最大100万円)
- ※助成額 : 上限額または対象経費の合計に補助率4分の3を乗じた額の低い金額
- ※成果目標①〜⑤に加え「賃金の引上げ」を目標にすることができる
常時使用する労働者数が30人を超える場合には、達成した成果目標の助成上限額に下記表の上限額が加算されます。
- ※常時使用する労働者数が30人以下の場合は、達成した成果目標の助成上限額に、表の2倍の上限額が加算されます。
≫主な要件
- ●労災保険適用事業所の建設業の中小事業主であること
- ●年5日の年次有給休暇取得に向けて就業規則等を整備していること(10人未満の労働者を使用する対象事業場の場合、「年次有給休暇管理簿」を作成していること)
- ●交付申請時点で36協定を締結していること 等
※その他、目標によって要件が変わるため確認が必要です。
交付申請書の締め切りは11月28日となっていますが、件数によっては、早めに受付が締め切られる場合があります。