連載

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2019年3月号 No.506

建設労働者緊急育成支援事業 訓練修了生インタビュー


訓練期間 平成29年10月30日~12月13日 41日間
訓練カリキュラム
第3回躯体職種コース
躯体系職種をしっかり学び、現場ニーズの高い資格を取得
取得資格
玉掛け技能講習、小型移動式クレーン運転技能講習、高所作業車運転技能講習(10m以上)、フォークリフト運転技能講習(1t以上)、車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込・掘削)、足場の組立て等特別教育  他


訓練参加のきっかけは?
前職は鉄工所で検査員をしていました。訓練の存在を知ったのは、転職をしようとインターネットで仕事探しをしていたときです。鉄骨に触れる仕事をしていたこともあり、建設業は「前職の次の工程にある仕事」だと興味をもっていました。訓練で仕事に必要な資格を取得できるところに魅力を感じたこともあり、参加することを決めました。

訓練を受けてみての感想は?
前職からのつながりで躯体系の仕事に興味はありましたが、訓練を通して一連の流れを知ることができ、建設業への理解が深まったと思います。現場には資格を持っていないとできない資格作業があるので、訓練を通して様々な資格を取得できたのも、役立っています。今の職場には、訓練生の先輩がいるのですが、同じ経験をして来られた先輩の存在は、とても心強くありがたいですね。

現在の仕事について
最初は物運びなど手元作業が多かったのですが、今は少しずつ任される仕事も増えて先輩に近づいているのかなと感じています。現場によってルールが違うので、分からないことはすぐに聞いて、その場で解決するよう心掛けています。今はとにかく、一度聞いたことをしっかり吸収して、様々な知識を得たい!現場の人に何か質問をされたときに、的確に答えられるようになるなど、成長を積み重ねながらまずは班長を目指しています。その先には職長!とにかく大きく成長したいです。


採用企業の声


(株)名和組 総務部 次長
山﨑 徳久氏

大和さんについて   
人とのコミュニケーションが上手で行動がきびきびしている大和くんは、鳶職人向き。弊社では、職人としてキャリアをスタートし、グループをまとめる班長、その先は現場を取り仕切る職長へとステップアップしていきます。対人コミュニケーション力に長けている大和くんは、近い将来、班長・職長になると思います。鳶(とび)の技能試験を受けるなどもっと資格を取り、人の上に立つ人材として成長してくれることを期待しています。

緊急育成支援事業の訓練を受けての採用について
訓練修了生を2名採用していますが、どちらもいい人材。育てる機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。同事業から人材を受け入れるメリットに、訓練担当者の存在もあります。修了生も我々もよく相談しますが、コミュニケーションのクッション的な役回りをしていただき助かっています。

企業情報

本社所在地    : 〒540-0037 大阪市中央区内平野町2丁目1番2号
従業員数    : 27人
主な仕事内容    : 鳶(とび)・土工
ホームページ    : http://www.nawagumi.com/home/

 

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