FRONTIER
「誰でん一緒」の言葉を胸に、笑顔で現場を支え、地域を守る技術者へ。


田崎 楼奈さん
株式会社十五建設
熊本県出身
「この会社に入社したいという気持ちが芽生えたのは、高校生の時に参加した『建設企業の魅力発見フェア』がきっかけでした」。そう話すのは、株式会社十五建設の工事部で活躍する田崎楼奈さん。「十五建設にはデスクワークや測量補助、ドローン撮影など、男女問わず無理なく、かつ専門性を持って活躍できる部署があると知り、強く惹かれました。また、接してくださった社員の皆さんの温かい人柄も、入社の大きな決め手でした」。
入社後は橋脚工事を皮切りに、災害復旧現場での鋼管杭打設や法面保護工事など、多様な現場を経験。特に印象に残っているのは、巨大な鋼管杭を打ち込む工事だ。「見たこともない大きな鋼管を次々と地中に打ち込んでいく迫力と、現場でしか見ることのできない高度な技術には、ただただ衝撃を受けました。構造物が少しずつ形になり、日常を支えるインフラとして完成していく過程を間近で見られることは、この仕事にしかない醍醐味です」。
入社3年目を迎えた現在、田崎さんの意識も大きく変化している。1年目は目の前の業務を教えられた通りにこなすことで精一杯だったが、今は現場全体の流れを把握し、常に先回りして動くことを心がけている。担当技術者として、契約書の作成から安全書類の確認、さらにはドローンを用いた工事進捗の写真撮影、測量補助、ICTを活用したデータ管理まで、その業務は多岐にわたる。現場では、自分よりも遥かに経験豊富な技術者や職人に囲まれる環境だ。当初はコミュニケーションに戸惑い、「声をかけるタイミングを計るのにも一苦労でした」と振り返る。「上司や先輩方は常に忙しく動いています。だからこそ、相手の状況を見て簡潔に伝えること、そして内容を聞き逃さないようメモを取り、わからない専門用語はその都度確認することを心がけています。なにより大事なのは、自分から笑顔で挨拶や声かけをしていくこと。それを意識することで、仕事も円滑に進むようになりました」。そうした田崎さんの姿勢を、先輩である管理課管理班班長の松本さんも「入社当時と比べると驚くほど成長しているし、何事にも積極的に取り組む姿勢や、真剣に向き合う姿は、周りの社員にも勇気を与えてくれます」と高く評価する。
仕事に邁進する田崎さんを支えているのは、高校の卒業時に担任の先生から贈られた『誰でん一緒』という言葉だ。「熊本弁で『誰でも一緒』を指す言葉で、“きついと感じる時期は誰にでもあるけど、みんな同じように乗り越えて一人前になっていく”という意味でかけてくださったアドバイスです。責任の重さに押し潰されそうになったとき、いつもこの言葉を思い出して踏ん張っています!」。
今後はさらに周囲に気を配り、より円滑に現場を回していける存在になることが目標だ。「“建設業=3K”というイメージは、私の中にはありません。ICTの導入や周囲の理解によって活躍の幅も広がっているし、とてもやりがいを感じられる職場です。自分が携わった道路や構造物が形に残り、地域の方々の役に立っていると実感できる瞬間は、何物にも代えがたい喜びです」と笑顔を見せる田崎さん。若き技術者の視線は、明るい未来を見据えている。

株式会社十五建設
代表取締役
永井 裕二 氏
この度の受賞を心から嬉しく思うと同時に、支えてくださった地域の皆様や関係各位に深く感謝申し上げます。当社では直営班や管理班といった体制を整え、基礎から段階的にステップアップできる教育を大切にしています。また、高校との連携や企業フェアを通じて、女性や若手が進んで挑戦できる環境づくりにも注力してきました。今後も社員一人ひとりが高い技術に誇りを持ち、地域のインフラを守り続ける企業として成長を続けてまいります。
建設人材育成優良企業表彰『不動産・建設経済局長賞』、『優秀賞(女性活躍・定着促進部門)』を受賞
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