連載

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2020年11月号 No.523

“ありがとうと言ってもらえる”仕事へ。人々の暮らしを支える橋梁づくり。

“ありがとうと言ってもらえる”仕事へ。
人々の暮らしを支える橋梁づくり。

登録PC基幹技能者
北川工業株式会社
武田 雅人(たけだ まさと)さん
1980年3月生まれ 
静岡県出身

登録PC基幹技能者
北川工業株式会社
中澤 大(なかざわ だい)さん
1979年4月生まれ 
静岡県出身

澄んだ空と山々の稜線を背景に、力強く延びる橋の姿がなんとも美しい。人や車の往来を支える、暮らしの大動脈とも言える橋梁を手がける2人の登録PC基幹技能者に話をうかがった。

同世代で気の合う仲という武田さんと中澤さん。同じ現場に入る機会も多く、互いに刺激を受けながら成長しあえる関係だ。現場では工事全体に関わる安全や品質、工程の管理を担い、自らも手を動かすなど第一線で活躍している。橋梁工事は数十人規模の職人たちが関わることもある事業。だからこそ「まとまって一つのものをつくっていくために、小まめに声をかけたり、グループで休憩をとれるようにして、自然と輪が生まれるよう工夫しています」と語る中澤さん。常に5S(整理・整頓・清潔・清掃・誠実)に気を配り、自身にも職人たちにとっても働きやすい環境を意識しているという。武田さんも「やるときはやる、休む時はしっかり休むというメリハリをつけることで、みんなのテンションがしっかり保てる現場を大切にしています」と話し、職人一人ひとりの性格や相性、得意分野を合わせて適材適所の現場づくりを徹底している。2人ともに共通するのは「暮らしをしっかりと支えるいいものをつくりたい」という熱い想いだ。

そんな経験豊かな2人が登録基幹技能者となったのは2009年のこと。「資格をとることで責任感が増し、自分自身の可能性や視野も広がった」と武田さん。中澤さんも「それまで現場で身に着けてきたことをより確かな知識として学び、吸収することができた」と話し、周りの人々の資格取得にも前向きだ。今後の展望をうかがうと「身につけた能力を活かして、これからもいいものづくりをしていきたいですね。企業理念に“ありがとうと言ってもらえる企業になる”とあるんですが、本当にいい言葉だなと思っていて。自分自身もそういう人間になりたいと思っています」と抱負を語ってくれた武田さん。中澤さんも「仕事だからつらいときも当然あるけど、それ以上に仕事って“おもしろい”もの。特にいろんな場面でおもしろさを感じられたり、友達や家族に自慢できるのがこの仕事だと自負しています。ぜひ若い世代ともいっしょにやっていきたいですね」と笑顔をうかべる。

「頑張って仕事を終えた後の、夏のビール、冬の鍋はたまらないね!」と話す2人の表情は、多くの人々の暮らしを支える誇りと充実感に満ちている。

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