FRONTIER
「難攻不落な現場に挑んでみたい!」──難所を支える、リーダー・オペレーターの矜持。


安藤 弘一さん
株式会社藤井組
大阪府出身
上空制限の厳しい場所や狭小な施工空間、そして目を疑うような難所にまで杭を打ち込む──そんな高精度な打設工事を可能にする、株式会社藤井組のアルファーシステム工法。確かな施工性と安全性の両立が求められる中で、その工法を自在に扱い、現場の司令塔として立ち回るのが、基礎事業部門 専門工事部 総合技能者の安藤弘一さんだ。「実際に現場を目にした際、“本当にこんなところに杭を打てるのか?”と思うような場所でも打設工事を行えるのが当社の強みです」と胸を張る。
「もともと父が藤井組のオペレーターで、私自身も自然とこの道を志すようになりました」と話す安藤さん。現在は施工班のリーダーとして施工を管理するとともに、基礎杭工事機械のオペレーターとしても活躍する。「当社は“鋼製杭施工のスペシャリスト”を掲げており、社員が様々な役割をこなせることを重視しています。手元の作業もリーダーの仕事も一緒になって取り組む姿勢なので、両立の難しさもあまり感じていません」。職域を限定せず、柔軟に動けることこそが藤井組の強み。日々進化する新機械への対応は“まずは聞いてみる・触ってみる”ことが基本だ。「経験者がいれば話を聞くこと。そして、実際に触ってみること。自身で創意工夫しながら動かし、積極的に経験を積んでいくことが、機械を使いこなす第一歩です」。
リーダーとして意識しているのは、チームの空気感だ。「現場では何をおいても安全が最優先。全員を無事に家に帰すことがリーダーの務めなので、危険につながる行動は厳しく指導します。ただ、リーダーの機嫌ひとつで現場の雰囲気も変わるもの。仕事中はしっかり集中し、休憩時間はゆっくりリラックスできる雰囲気づくりを意識しています」。
様々な現場の中でも難所の一つが、水上での作業だ。「自然が相手のため、ボーリングデータと実際の地盤が異なったり、満潮時の杭の設置位置が予想と違ったり、低気圧や台風の接近で作業が困難になるといったことも珍しくありません。そうした現場ごとに生じる課題とどう向き合っていくかが肝であり、それを乗り越えていくことが職人の醍醐味でもあります」。厳しい環境下でも施工精度を保つために心がけているのが、“足元と機械周りの整頓”だ。「作業環境を丁寧に整えることは、精度の高い仕事にもつながります。現場の若手に対しても、そうした意識は日々伝えています」。
藤井組はプロバスケットボールチームのスポンサーも担っており、子ども向けに重機の展示や操作体験イベントなども開催している。「建設業界を盛り上げていくためには、若い人たちに業界の魅力を伝えることが大切。週休二日制や給与面の改善によって以前よりも働きやすくなっていますが、まだまだ入職に対してハードルの高さを感じられているところがあります。だからこそ、体験型のイベントなどを通じて、建設の仕事を知ってもらう努力が大切だと感じます」。
困難な現場や、無理だと思われた仕事を完了させた時にこそ、大きなやりがいを感じると話す安藤さん。「チームのメンバー全員で同じ達成感を共有できるのが、この仕事の良いところ。“どうやってここを施工するの?”と思われるような難攻不落な現場にも、どんどん挑んでいきたいです!」

株式会社藤井組
代表取締役
森 致光 氏
この度、「建設人材育成優良企業表彰 優秀賞(建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用部門)」を受賞させていただき、大変光栄に存じます。
近年、人手不足が慢性化している中、特に我々専門工事業の技能者不足が顕著になっています。
当社では未経験者を中心に採用活動を進めており、特に技能者の地位向上に注力しております。
今回の受賞を契機に当社が目指す「良い会社」になり、さらに専門工事業に従事する社員の充実感を高め、この業界の入職者を増進させていくことにより、建設業界全体の発展に寄与してまいります。
建設人材育成優良企業表彰『優秀賞(建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用部門)』を受賞
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