連載

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2022年7・8月号 No.540

みんなで一つのことをやり遂げる喜び!やりがいあふれる“ものづくり”の世界へ。

みんなで一つのことをやり遂げる喜び!
やりがいあふれる“ものづくり”の世界へ。

工程が円滑に進んでいるか、現場の安全は図れているか──真剣な眼差しで橋梁の耐震補強工事を見つめる、株式会社新井組の安孫子 里穂さん。当現場では施工管理を担い、施工状況の確認から関係業者との打合せ、工事写真の整理まで、仕事は多岐にわたる。「例えば橋梁であれば、工事中でも歩行者や自転車など工事関係者以外の方が通る機会が多々あります。そうした周りの方に絶対に危害が及ばないよう、細心の注意を払うことが大切です。気をつけているのは、常に整理整頓をしておくこと。現場がきれいな状態であることが事故を防ぎ、周りの安全にもつながります」と、施工管理の際の心構えを話す。

以前は林業に就き、伐採工事などの施工管理を担当していた。その後、営業職にも携わったが「チームで取り組むこと、みんなで一つのことをやり遂げる喜びが忘れられず、改めて現場での施工管理がしたいと感じました。また、大規模なものづくり、インフラ事業といったスケールの仕事にも取り組みたいと思い、建設業での施工管理の道を志しました」と安孫子さん。現在の勤務先である新井組に入社し、新たなキャリアをスタートした。「新井組の方と面接した際に、未経験でも歓迎するよと言っていただいたのが入社のきっかけでした。人を育てる・人のつながりを大切にする、そんな会社だと思います」と笑顔を見せる。

特に思い出深い現場は、初仕事となった三陸沿岸道路工事だという。「地元・東北の震災復興道路であり思い入れが強いこともありますが、建設業の難しさや現場の進め方を深く学べる場でもありました。コンクリートを大量打設する際にも複数のミキサー車の搬入が難しかったり、地質によっては土中に石や岩が多すぎてバックホウでの掘削が困難だったり…。そうした中でも現場所長をはじめ、先輩たちが工夫を凝らして仕事を進めていくのを見て、大変勉強になりました。私も現場を預かる立場として常に知恵を絞り、確かな施工管理を実現したいと思います」。

次なる目標は「まずは一級土木施工管理技士の資格取得」と話す安孫子さん。「作業所長として現場を持ち、良いものづくりに取り組んでいきたいです。また、以前の現場のつながりから知り合った女性技術者の方は、ご自身の育児と現場の仕事を、周りの理解を得ながらしっかりと両立されていました。そうした方を目標に、プライベートも大切にしながら現場の仕事を続けていきたいです」と抱負を語ってくれた。

安孫子さんと同じく、建設業への入職を考えている方へのエールも伺った。「建設業は以前に比べて、労働環境が非常に良くなりました。女性の進出も増え、たくさんの女性技術者の方と知り会う機会も増えています。ICT化や週休2日の導入など働きやすさも向上しているので、ライフステージが変わっても働き続けていくことができるはず。現場の皆さんと一体でものづくりを進める仕事はとても楽しく、無事に竣工を迎えた際には大きなやりがいも感じます。ぜひ一緒に、建設業を盛り上げていきましょう!」

 

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