特集
建設産業人材確保・育成推進協議会の取組
「建設人材育成優良企業表彰」のご紹介
1 「建設人材育成優良企業表彰」とは
本表彰は、建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用をはじめとして、技能や経験に応じた給与の引き上げや、キャリアパスに基づいた計画的な人材育成、若者や女性の入職・定着促進や、これらを可能とするための環境整備など、「建設産業の担い手の確保及び育成」に向けて、顕著な功績を挙げている企業等を表彰し、その努力を讃えることにより、担い手の確保及び育成に向けた取組を推進することを目的として創設されました。
2 入賞企業の取組内容
今年度実施いたしました第4回「建設人材育成優良企業表彰」において、国土交通大臣賞を受賞された4社の主な取組内容をご紹介させていただきます。
≪第4回 国土交通大臣賞表彰式(R7.11.26)≫
- ●本表彰式では、国土交通省 永井大臣政務官より表彰状が授与されました。

■株式会社生駒組(北海道)
(知事許可/総合建設業/従業員60名)
- ●若年者入職促進について、作り手が見える「事業(工事)実績」などのHPを公開。社員の実績紹介や企業ビジョンを言語化することにより、仕事への理解を深めてもらうとともに、社員に当事者意識と責任感を持たせる取組を実施。新卒等入社数が増加し、若手技術者の割合も2.6倍に上昇。
- ●人材育成について、メンター制度を導入することで、後輩社員の成長のサポートを行っている。新卒採用力の強化にもつながり離職率も改善した。
■株式会社大林組(東京都)
(大臣許可/総合建設業/従業員9,386名)
- ●人材育成について、選択型スキル研修を通じた各自のスキルレベルの自己分析が可能な「タレントマネジメントシステム」によるスキルの見える化によるスキルアップや、先輩後輩間で相談の場をつくる研修を実施し、参加者の離職者ゼロを達成。
- ●外国人材の確保・多様性教育として、「Work in Japanプログラム」によるインドネシアの優秀人材への投資や「世界文化多様性デー」イベントによる海外グループ会社との文化的交流による多様性を重視した教育を実施。
■福地建設株式会社(鹿児島県)
(知事許可/総合建設業/従業員125名)
- ●CCUS活用として、技能者のためにすべての現場で入退場記録を可能とし、レベル4取得者は社内講師として技能伝承などの若手の人材育成を行い、地域での事例発表などによる普及活動に積極的に貢献。
- ●女性技術者の計画的な採用・登用、自社による教育訓練体制の確立、資格取得支援、地域教育機関への訴求、ICT化を通じた省人化・省力化など、人材確保・育成のための取組をバランスよく実施。
■株式会社文創(愛知県)
(大臣許可/専門工事業/従業員71名)
- ●若年者入職促進として、テレワークの勤務規定や、「バースデー休暇」、「リリーフ休暇」等を制定し、多くの社員が取得。ワークライフバランスを重視する若年層にとって働きやすく魅力的な職場環境づくりを実施することで入職後の定着につながっている。
- ●女性活躍・定着促進について、女性だけの専門技能者集団「W」の部署の設置や、ハラスメントに関する相談窓口の設置や、外部講習による講習を実施。
※各社の情報等は令和7年3月末時点のものとなります。
3 過去入賞企業ご担当者様からの声
■加和太建設株式会社
(静岡県/第3回優秀賞(総合部門)受賞)
建設イノベーション推進部 事業統括責任者 山越拓也 様
- ●採用活動において本表彰の受賞実績は、「安心して入社できる企業」という印象を補完する判断材料として受け止められていると感じています。その結果、「人材育成に真摯な企業」という認知形成にもつながり、採用面での安心感と企業ブランディングの双方に寄与していると考えます。
- ●当社が運営し全国118社が参画する共創コミュニティ(ON-SITE X)においても、本受賞が他社から注目いただくきっかけとなり、人材育成に関する情報交換や意見交換、共創的な対話につながっています。
- ●社内においても、外部から評価された実感が社員の誇りや帰属意識の向上につながり、人材育成に向き合ってきた取組の推進力になっていると感じています。
4 おわりに
ご存じのとおり、建設産業が「社会資本整備の担い手」、「地域の守り手」として、役割を引き続き担っていくためには、若年者の担い手の確保と育成が喫緊の課題となっております。
課題解決の一助となるべく、本表彰を通じて、担い手の確保・育成に取り組まれている優良な企業及びその取組内容を広く周知してまいりたいと存じます。次年度以降につきましても、引き続き皆様からのご応募をお待ちしております。
※本表彰の詳細については、表彰HPをご覧ください。






