特集
特集
2024年10月号 No.562
経営基盤整備支援センターの取組
経営基盤整備支援センターでは、建設産業の人材確保・育成や、建設企業の経営力強化に資する事業を実施しています。今回はその事業の一部を紹介いたします。
■ 建設産業人材確保・育成推進協議会について
突然ですが、建設産業人材確保・育成推進協議会(以下「人材協」という。)をご存知でしょうか。
通称「人材協」と呼ばれており、私たち一般財団法人建設業振興基金(以下「振興基金」という。)が事務局を務めております。人材協は建設産業への入職促進にとどまらず、入職後の人材育成・活用・定着等、幅広い人材対策の総合的な推進を活動目的としております。
人材協の歴史を遡ると、平成5年度(1993年度)8月に設置され、現在に至るまで約30年の活動をしております。この間、若年者の送り出し手である教育業界、受け入れ側である建設産業界、そして行政機関との相互理解を深めるとともに、人材協の場による議論を通して、建設産業界のイメージアップ、現場見学会・現場実習等の具体的な取り組みがなされ、建設産業の人材対策全般における様々な活動を展開しております。
人材協は以下に示すとおり、多くの建設産業団体や国土交通省をはじめとする関係行政機関等から構成されている組織です。この他、建設企業・職業訓練校・建設系高等学校等との接点をもっていることから、人材協は建設産業における【産・官・学のつなぎ役】を果たしております。
人材協の活動が微力ながらも建設産業界の課題解決の一助となるべく、その活動内容をご紹介させていただきます。