特集

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2022年11月号 No.543

建設産業女性定着支援ネットワーク~働くすべての女性が「働きがい」と「働きやすさ」を実感できる、建設産業へ~

 

すべての都道府県にネットワークを行き渡らせよう

平素より建設産業における女性の定着に向けた取組にご理解を頂きありがとうございます。私ども建設産業女性定着支援ネットワーク(以下、NW)は、建設産業で働く女性の入職促進、定着を図ることを目的に全国各地に組織されている女性活躍・女性定着を推進する団体の相互交流や情報交換・連携を促す活動を行っております。

特に現在は、令和2年(2020年)策定の「女性の定着促進に向けた建設産業行動計画」の官民を挙げた取組目標に、都道府県単位で「女性定着」&「業界の意識改革」に取り組む団体のNWへの加入をすべての都道府県で目指すことが明記されたことを受け、地域建設業への働きかけに力を入れております。新型コロナ禍ではありますが、WEB主体の取組へのシフトなどにより、全国大会やWEBセミナーの開催、キャリアパス・ロールモデル集の作成・展開などの取組の成果として、2022年9月現在では、全国団体15団体、都道府県単位で活動する地域団体30団体、合計45団体にご登録頂き、約8,000人の女性とつながることができました。

しかし、残念ながら都道府県別にみていくと、いまだ21の道県では加入団体が無い状態が続いています。北海道、山形、栃木、群馬、埼玉、千葉、富山、福井、愛知、三重、滋賀、兵庫、奈良、和歌山、岡山、広島、香川、愛媛、佐賀、宮崎、鹿児島で働く女性はNWにつながることができません。引き続き、国土交通省と業界5団体(日本建設業連合会、全国建設業協会、全国中小建設業協会、建設産業専門団体連合会、全国建設産業団体連合会)と連携して各地域に働きかけておりますが、加入団体の無い地域で働く女性の皆様からも声を上げて頂きたくお願いいたします。一人一人の声は小さくても、NWとつながり一緒に活動することにより大きな力を生み出すことができます。どうぞ諦めずに声を上げてください。

今年度は、地域で働く女性技能者の建設キャリアアップシステム(以下、CCUS)の登録促進にも力を入れるとともに、CCUSを活用して女性の就業継続につなげる活動を推進いたします。

建設現場の隅々まで「働きがい」と「働きやすさ」の両立が実現できる職場環境を行き渡らせ、全国津々浦々で孤軍奮闘する女性の力になりたいと心から願っております。女性の定着促進が、誰一人とり残すことなくすべての人にとって魅力ある建設産業の実現につながると信じております。今後ともご支援ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

 

本ネットワークのシンボルマークを募集しています!

現在、本ネットワークを象徴し、建設産業で働く女性がイメージできるシンボルマークのデザインを募集しています。応募締切までまだ時間がありますので、皆様のご応募をお待ちしています!

https://www.koubo.co.jp/system/contest/kensetsusinko_symbolmark/

応募方法 郵送またはインターネットによる応募 大賞(1作品)
 3万円分の商品券+賞状
奨励賞(2作品程度)
 5千円分の商品券+賞状
佳作(2作品程度)
 3千円分の商品券+賞状
小中学生特別賞(3作品程度)
 3千円分の図書カード+賞状
応募締切 2022年11月30日 郵送の場合は消印有効
発表 2023年2月頃
主催 国土交通省、建設産業女性定着支援ネットワーク
(事務局:一般財団法人建設業振興基金)

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