連載

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2017年7・8月号 No.490

HOPE 未来への第一歩はここから 基礎技能や資格を集中して身につける

沖縄産業開発青年協会

これからの建設業を担う技能労働者育成のため、厚生労働省と業界が一体となって取り組む「建設労働者緊急育成支援事業」。沖縄では平成27年度より沖縄産業開発青年協会(本誌10ページ「FOCUS」掲載)にて「建設ものづくりコース(総合建設)in沖縄」として職業訓練を実施している。今年度の「建設ものづくりコース」には、女性1名を含めた多彩なプロフィールを持つ15歳から63歳までの21名が参加した。

平成29年5月から3ヶ月コースに参加している神村和弥さん(20歳)は、「基礎からしっかり学べる実感があります。寮生活は初めてですが、いろんな世代の人と生活するのは新鮮で、一緒に学べる仲間がいるのは心強いです。将来は地図に残るような大きな建物を建てるのが夢なんです。」

一方、就業相談に訪れた市役所で支援事業の情報を得たという島袋柚希さんは、最近16歳の誕生日を迎えたばかり。「訓練を受けて資格を取れば、いい条件で仕事に就ける。大好きな地元・沖縄で就職して、しっかり稼いで、親孝行をしたい」と語り、「将来は型枠の技術を極めて、タワーみたいな高い建築物の建設に携わりたい」と目を輝かせる。

沖縄産業開発青年協会では、県内各市町村やハローワークを通じて、就職相談窓口にてまずこの職業訓練の存在を知ってもらい、体験することで建設業に従事してもらうように働きかけているという。建設業の基礎を学べ、資格が得られるだけでなく、体験することで就職後のミスマッチも防げるとの考えからだ。
3ヶ月、もしくは1ヶ月という短期間に、集中して技能・知識を習得するのは、かなりハードな経験だ。しかし、それが未来の基礎をつくり、大きな飛躍の機会となることは間違いない。修了後、自分たちが描く未来の姿に向けて訓練生たちの奮闘が続く。

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