人材確保・育成

工業高校における2級施工管理技術検定(学科試験)実施の現状|ケース4 群馬県立前橋工業高等学校

建築科 石井 直樹先生


群馬県立前橋工業高等学校

2級学科試験を指導する教員のスキルアップが合格のためのカギ

 


 
群馬県立前橋工業高等学校
設 立:1923年   課 程:全日制・定時制
生徒数:957人   学科数:6学科
建設系:建築科 167人(男子121人女子46人)
    土木科 120人(男子98人女子22人)

 群馬県立前橋工業高等学校建築科の石井先生は、東日本建築教育研究会の資格取得推進委員会委員長も務める。工業高校における2級学科試験の取り組みについて「組織立って教員全員で取り組むことが効果を生んでいる学校もあれば、教員は一人だけでもその人が指導に長けていれば合格率が上がるケースもある」と話す。「誰が教えたかによってまったく違う結果が出る」とした上で、合格率を上げるには指導する教員のスキルアップが必要だという。
 「内容をよく理解している教員が教えると成績は上がります。若手教員に交代したときは『このように指導したら』とアドバイスしています」。東日本建築教育研究会では、富士教育訓練センターの協力を得て、毎年9月に2級学科試験の指導者講習会を行っている。
 また、建築科教員としての実務経験が1級建築士の受験資格として認められるよう陳情していきたい。そうなれば教員自身が資格を取得して指導力を上げることにもっと意欲を持てると思います。

石井 直樹先生

 2級学科試験は出題範囲が広く、3年間の授業ですべてを万遍なくこなすのは難しい。同校では、2級学科試験の受験を希望する生徒は3年次の「課題研究」内で勉強する。「もちろんそれだけでは時間が足りませんから、生徒の自主的な勉強にまかせています」。保護者にとってもテキスト購入や受験料、交通費などの費用負担は大きい。やはり、合格には教員の適切な指導と生徒の意欲、それを支える保護者の理解は不可欠なのである。「課題は多いが建設業界からの要望は強い。より多くの生徒が合格できるよう、取り組んでいきたいと思います」。

(2016年1月19日 群馬県立前橋工業高等学校にて取材)

 



 

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