人材確保・育成

[建築・土木]2級施工管理技術検定(学科試験)|「仕事に就いて、早く一人前になりたい!」生徒の資格取得を支援する 工業高校の取組

 平成28年度から、建築・土木等の2級施工管理技術検定(学科試験)は満17歳から受験できることになりました。これを機に、建設業振興基金では、全国の工業高校における建築・土木の2級施工管理技術検定(学科試験)に関するアンケート調査(※下記「アンケート結果」参照)を行い、併せて同資格の取得に力を入れている10校の先生方にお話を伺いました。

 
 はじめに
 


 
建設技術者に求められる「資格」と「経験」
 

 建設業界では施工技術の専門化・多様化に伴い、技術者に施工管理に関する高度な知識と技術力が求められています。このため国土交通省では、建設業法第27条に基づき、 建築施工管理技術検定(建設業振興基金)土木施工管理技術検定(全国建設研修センター) 等を実施しています。
 建設現場には「品質管理」「安全管理」「工程管理」「原価管理」などさまざまな管理業務があります。技術者の配置はもとより、建設工事を安全かつ円滑に進めるためには、技術者一人一人に資格に裏づけられた知識と技術力、さらには経験を積み重ねていくことが求められています。

3年間の学びの総仕上げとなる2級施工管理技術検定(学科試験)
 

 建設系学科を設置する工業高等学校は全国に約540校。文部科学省が教育指導要領で定める教育内容の充実を図るだけでなく、いずれの学校でも資格取得教育と職業体験などの就職支援に力を入れているのが現状です。業界の要請に応えるため、また少子高齢化の中で工業高校の存在感を高めるためにもこれらの取組は欠かすことができません。
 中でも2級施工管理技術検定(学科試験)は、建設業界への就職を目指す高校生が受験できる専門資格として広く認知され、近年では全国の工業高校の受験者数も増加傾向にあります。在学中に2級学科試験に合格することは、将来的に建設業界に就職するために有利であるだけでなく、3年間の学習を総括する最終目標の一つともなっています。

生徒・保護者・先生方が目標を共有する
 

 調査を通じて、多くの合格者を出している学校に共通するのは、いずれも指導に当たる先生方が非常に熱心であることです。さらには学科の教員全員が指導に当たり、生徒だけでなく、保護者の理解を得て資格取得を目指す学校も少なくありません。
 一方、2級学科試験に対する要望には、呼称の制度化等について複数の学校から同様の要望が寄せられました。
 建設産業を担う技術者育成のために、施工管理技術検定試験の重要性はますます高まっています。今後とも、建設系学科の先生方からのご意見や建設業界からの要望に応える資格の在り方について、国土交通省に提言等を通じて様々な検討を行っていきます。

資格取得のための取組ポイント
 ■ 指導する先生方が熱意に溢れている
 ■ 生徒との信頼関係が構築できている
 ■ 保護者の理解と協力が得られている
 ■ 就職先となる建設業界からの要請を強く意識している
試験制度への要望
 ■ ‌2級学科試験をきちんと資格化してほしい
  (呼称の制度化)
 ■ ジュニアマイスター顕彰制度(特別表彰)の
   申請に間に合うよう合格発表を早めてほしい
 
 
 アンケート結果
 


 
※建設系学科を設置する工業高等学校における資格取得教育等に関する実態調査より|平成28年3月に(一財)建設業振興基金が実施 
 



 

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