企業経営改善

若手経営者ネットワーク

全国土建屋後継者応援ネットワーク「土建屋魂」

土建屋魂 ボス 北山 大志郎

本号の経営者ネットワークでは、全国74名の経営者を会員とする「土建屋魂」のボスこと北山 大志郎氏に自身の考える経営者ネットワークについて話を伺った。

 これまで建設業界の経営者にとって同業種の経営者は、競合であることが多かった。長引く不況を乗り切るための経営者同士の情報交換や共有、紹介や相談の場としてのグループ化や、共同事業、組織化などの活動を進めるべく、近年、本業界においても経営者同士のネットワーク作りが行われるようになった。  新連載の「経営者ネットワーク」では、意欲を持って経営改善に取り組む経営者の集まりを紹介する。

ミヤシステムとの出会い

利益追求型 原価管理ソフトMIYAシステム

 わたくし自身も祖父が創業した建設会社で働いております。地元福井を中心に地域に根付いた総合建設業として主に土木工事を行っており、2代目である父の背中を見て育ちました。早い時期から3代目として、先代の会社資産の後を継ぐだけの経営に不安を感じ、後継者こそ自立する必要性があることに気が付き始めたのです。7名足らずのまさに中小零細土木企業ではありましたが、多くの経営者の方からのアドバイスをいただき、経営をする上での原価管理と工程表など、帳票の重要性は痛いほど理解していました。

 さまざまな原価管理ソフトの検討に多くの時間を費やし、ようやく辿り着いたのがミヤシステムでした。そしてミヤシステムの開発者である宮脇健司氏との出会いが、「土建屋魂」を設立するきっかけとなったのです。

ありのままを伝えるネットワーク「土建屋魂」プロジェクト

土建屋魂ボス 北山 大志郎氏

 ミヤシステムを導入し、不健康であった経営状況も改善しました。それは本当の意味で技術屋を理解したシステムであったからといえます。大手メーカーのような宣伝力もないシステムではありましたが、より多くの経営者にミヤシステムを使ってもらいたいという思いから、インターネットを中心に情報発信を続けました。しかし、この時に同業の情報ネットワークの細さを痛感しました。
 大企業を除けば、わたくしたちも含め多くは地域の零細企業。発注機関で左右される入札制度の中で、地元を出て仕事をすることはまずありません。しかし、県内ですらどんな業者がどんな方法で工夫をしながら仕事をしているかもわからない。それも現実です。  優良な情報を伝えるネットワーク、そしてホンモノだけを伝えられる情報交換ができれば、経営の視野はもっと広がるはず。そこで宮脇氏と立ち上げたのが「土建屋魂プロジェクト」だったのです。

 

利害関係のない仲間「土建屋魂」ネットワーク

 平成17年、「土建屋魂」は有限責任事業組合として設立しました。プロジェクト発足から2ヶ月後のことです。
 現在、「土建屋魂」では公共土木工事に力を入れている建設業者後継者(2代目、3代目など)の集まりとして、主に経営方法と新規事業に目を向けたSNSでの情報交換を行う一方、講演会や勉強会も行っています。
 これまで、新規事業や社内改革、原価の見直し、ISOの必要性など、経営に関する様々な課題をテーマに挙げてきました。互いに厳しい経営状況ではありますが、「本気で生き残りたい!」「この時代に打ち勝つ!」と決意する経営者の姿や、地域を越えた土建屋の本音を知ることができ、感化される経営者の方も少なくありません。
 わたくしが知ってもらいたかったミヤシステムは、「土建屋魂」という経営者ネットワークを通して、多くの会社に導入していただきました。
 利害関係のない同業者。これほど頼もしい仲間はいません。今悩んでいるより、仲間の意見や情報を見ながら支え合い、自社の方向性を見直すことが大切だと考えます。

SNS:ソーシャルネットワーキングサービス

土建屋魂
http://www.doken.net/

ミヤシステム
http://www.miyasys.co.jp/

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